情報処理技術者試験 雑感と今回受検しなかった理由
1996年に入社してから毎回、情報処理技術者試験を受け続けたけど、今回の情報処理技術者試験は申し込みしなかった。
25年間受験し続けたうち休んだのは、病み上がりのときと次に何を受けるかを検討しているとき(秋期にDBを合格した後、ネットワークスペシャリストを受けるかどうか決めかねていた)の数回位。
ちなみにオイラが合格した試験(年月は合格発表のとき)は以下。
- 1996年12月 第二種情報処理技術者試験
- 1997年6月 第一種情報処理技術者試験
- 1997年12月 初級アドミニストレータ
- 2009年6月 データベーススペシャリスト
- 2010年12月 情報セキュリティアドミニストレータ
- 2014年6月 エンベデッドシステムスペシャリスト
- 2017年12月 ネットワークスペシャリスト
高度試験に合格するのに大体DBが12年、情報セキュアドが13年(これを受ける前に何年かサボっていたような)、ネットワークが7年かかっているけど、オイラは仕事ではこれらの試験区分のものを専門に扱ってはいないので実務的な知識は全くなく教本といくつかの技術本を読んで勉強した。まあ、試験内容的にはそれ位の知識範囲ではあるけれど、やはり実務的なノウハウがあるとかなり力量が付くのだろうなと思う。
マーク式・記述式の試験で出る内容は知識、読解力と応用力があれば解答できるものなので、何回かダメだったとしても、時間をかければ上手くハマる問題にあたることで合格できる。情けない方法だけど。
情報処理技術者試験に意味があるのかという議論で「試験の知識は基本的な物で、現場では役に立たない」が上げられる。けど、それは観点が違っていて試験では(上記にある通り)基礎知識・読解力と応用力を見ているもので、現場の知識を得るものでは無い。
採用側からすると資格で、以下のことが分かる。
- 採用側から見てみれば、ITエンジニアの知識的な力量を示すのに、経歴以外の指針になる
→力量が示せれば、スキルマッチするかわかる。そして会社員ならお給金を上げる理由に出来る。うちの会社は合格祝い金と1年間の給与アップの制度があります。他部署に移るときとか、転職するときとか、採用側からしてみれば同程度の力量なら資格を持っている方を選びたくなるでしょ。 - 少なくとも、朝起きられる事を示せる
- 試験を合格できるくらい努力し続けられる所から、仕事に対する熱意が有ることを示せる
まあ、他に自分の力量を示せるなら資格の必要性は低くできる。絶対取らなければいけないものではない。
ただ8千円弱の受験(以前は6千円弱)で合格できれば、自分の力量を示せるなにがしかのものを手に入れられると考えれば安いんじゃないの?(10回受ければ8万円とかになりますけどね・・・)
で、オイラが今回の受験をパスしたのは、
- 不合格が続いて心が折れた。3か月くらい準備して、小説とか我慢しても成果が出ないのは辛すぎる。
- 4月、10月の頭はアニメの改変期で土日が潰れるとアニメ消化が遅れる。それもつらい。
- PMの論述式の出題されるような内容の経験をしたことが無いので、試験内容を見てでっち上げるしかないのだけれど、なんでもでっち上げることが出来るわけではない。辛い。
- 試験は1日作業で体力がもう続かない。辛い。
- 受験手数料が5,700円から7,500円に上がったことが、なんかもういいかなという理由付けになってしまった。
今回、パスしたことでだいぶ楽であることが分かったのだけれど、なんか物足りないのも確か。
春期のSAは受けてみようかと思う。
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