大分前に見終わっていたけれど、感想書くのがおっくうになって今まで引っ張ってました。新作も一応見終わったけど、感想書くのがおっくうです。
今四半期は、上位の3作はとても良かった。その次の4作も楽しませてもらった。
-最優良作-
●メイドインアビス
アビスという無謀に入り込んだら死とイコールという無茶に対して、リコの知識・行動力とレグの攻撃力・防御力・便利な力で挑み、果てそうになるがそれでも進むという勇気あふれる姿に元気づけられる作品。
まあ、アニメで薄まっているのだろうけれどそれでも弱肉強食だったり人を人と思わない扱いとかエグイ表現が多々あって、子供に魅せられるものではないか。
そこら辺を日和らず作品愛をもってちゃんと作り上げてくれたスタッフに感謝をささげたい作品。
●プリンセス・プリンシパル
プロフェッショナルなスパイものとして、無駄な生き死にがなくちゃんと描かれていたのが好印象。
TV放送第一話にCASE13を持って来て、ノワールな感じを示せたの好印象につながった要因として大きい。(総集編で話の順番が示されてわかったことだが)
女子学園の生徒という設定はあまり活きなかったけれど、まあ、そこはそれ。
プリンセスとアンジェが実は過去に入れ替わっていたという二人の秘密と、プリンセスとアンジェを入れ替えるチェンジリング作戦の対比がもうちょい効果的に使われて居たらなとも思うけど。
まあ、細かいところは色々言いたいところもあったけれど総じていえば、かなり好みの作品だった。
●サグラダリセット
作品の初めから最後まで全体が精巧に構築されたプロットが目を見張るほど凄過ぎる。
その結果、大団円となって物語好きの自分は満足でした。
ただ、精巧さゆえにすべての会話・行動がカッチリ意味を持ち、隙間なく埋められてしまい遊びがない。
登場人物が理知的で、物わかりがよく、衝動がなく、それゆえに人を描いていないと思えた。
もしこの物語に緩みがあると、作品の色が崩れてしまうのはわかるが、それでも息苦しさに感じた。
逆に言うと、”すべてを計算しつくされた完成品”という完璧さがこの作品の強味であり弱点か。
-優良作-
●徒然チルドレン
いろんなシチュエーションのカップル(未満からなり立て)のイチャイチャに至る過程をニヤニヤしながら見られた良い作品。
ただ、カップルの数が多すぎて広げた風呂敷を畳み切れなかったなーという終わり方が残念。
続編希望。
●ゲーマーズ!
TVゲーム好きというスパイスをもとに、カップル+αのすれ違いな・・・というかズレズレなところが楽しかった作品。
「TVゲーム」は結局のところ、”オタク趣味であり一般人には引け目を感じる”というネガティブさという点でしか使われなかったので、あえてゲーマーズという名前にする必要性は薄いような。ゲーム部の先輩たちと三角がちょっと出てきただけで何も貢献していないし・・・。景太がゲーム部は違うという要因とするために出てきたというのはわからんでもないけれど刺身のつま過ぎない?
一応、あれで完結なのかしらん。雨野景太と天道花憐は恋人となったけれどなんか一線あるように見えるし、星ノ森千秋が景太をあきらめているようには見えないし・・・ってこれ以上進めたらドロドロになるような。
●NEWGAME!!
青葉だけでなくキャラクタチーム(はじめはモーションチームだけど)の成長(新人の登場もそのスパイスになった)も見せて、前作の雰囲気を継続しつつ同じような状況とはならず、また、青葉がこの道に進むことを決意させた親友ほたるの登場や、ねねの借り入社とか、盛り沢山で飽きさせずに見せてくれた。
そして最後にコウが皆の成長に安心して、自分も成長しなければと決意して新たな会社で修行する決意をしたという流れは、説得力のある話の流れだったな。
こういう成長を描いてくれるのは好感が持てるし、作り手の愛を感じる。良作だった。
-及第点-
●ナイツ&マジック
ロボを自ら作って動かしたいという少年のような男たちの夢をかなえてくれる作品。異世界転生というくだりは必要なのかわからんが、あんまり役に立ってないよね(ロボを作りたいという原動力ではあったのだろうけど)。小説ならば現代人からの転生ということで感情移入出来たのかもしれないけれど、作中では全く前世が出てこないし。
あと、エルネスティがハイパー過ぎて話の牽引役ではあったけど、それが技術的な積み重ね(連続性)が無く話が散文的と思わせる効果になってしまった感じを否めない。設計ができても技術が追い付かなければ作れないっつーの。冶金やら工作機械やら精度を高めるとか色々あるハードルはどうやったんだと。まあ、そこをやってしまうと話が進まないし、雑味にしかならない。オタクはそういう話が好きだろうけれど。
俺様TSUEEEEが良い方向に進んだ話ではあるけどね。
●Re;CREATORS
絵もキャラも品質高く、見やすい話ではあった。作品世界の登場人物が現界して製作者と出会うというのは、製作者の夢みたいなものなのだろう。それと作品をごちゃごちゃいうやつは産みの苦しみとそれを世に出す苦労を知れよという。(オイラはチャレンジしてみたけれど物語を紡いだり絵や音楽を作る才能と根性がなかった)
しかし、広げた風呂敷を畳もうとして話を奇麗に整えたましたという感触。
アルタイルは製作者を世間に殺された恨みを晴らす一転で、策謀を巡らし、大暴れし、一回滅ぼされたと思ったら復活したという、そこまでの執念を持っていたのに、セツナの登場によって毒を抜かれてあっさり退場してしまったという落ち。おもちゃを与えらえられてダダをこねた子供が笑って去っていったかよと。
そもそも、承認力という無理でも話の根幹である設定の説得力がなく、何故承認力で創造の産物が現界できるようになったのか、承認力を得る過程がバッサリないのも置いてけぼり感となった。
まあ、この話の根幹は、アルタイルによる世界の危機を救う話ではなく、作品世界の登場人物と製作者(読者・視聴者)が交流出来たらどういう物語になるかという点だけを語りたかったのだろう。アルタイルはギミックでしかないという。でも、アルタイルと戦わないと広げた風呂敷が畳めないしということで最終決戦をやったけど、やっぱりそこは語りたいところではないので無理やり感しか残らなかった。
まあ、まがねが最後にひっくり返すと思っていて、いつ出てくるのかと思っていたのだが最終の一話前に外国に逃亡するところが出てきたっきり退場していたという。
●サクラクエスト
2期でゆったりと見せてくれたが、1クール目は面白みが足りないなと思っていた。
過疎になりつつある地方で、チームワークも明確な目的もなくバラバラのメンバーが自分の居場所を無くして力なく何となくいて、虚勢を張って何となく活動している感じであった。しかし、それが新たな目標に向かって一丸となって活動し始めて、それに感化されて協力的になる町の人たちというところから面白くなってきた。地方の抱える問題を提示しつつも、努力と熱意で改善していこうというのは良い話だ。まあ、アニメだからご都合主義な感じもあるし、最後は祭りを復活させて町の活性化しておしまいというのはちょっと説得力が足りないかなというのはある。その前の、老人たちにタブレットPCを使うための目的を与えた教授の話はとても良かったな。
作品として伝えたいところがもっとあるのだろうけど、オイラが読み取れていないような気がする。
●僕らのヒーローアカデミア
ジャンプ物として努力・根性・友情一辺倒だろうとハス目で見ていた。凄く目を引くような特異的な点があるように見えなかったし、やっぱりクラスメイトとの切磋琢磨、努力とか強敵との対決とかで、ユニークとは言えない。でも何だかんだ言いつつもで面白かった。
●ようこそ実力至上主義の教室へ
優秀な者を集め育てる教育機関でそこを出たものは成功が約束されているというのに、底辺クラスがあり、あんまり優秀そうには見えないというアンバランスさ。
一部の登場人物だけで話が回されていて、他のクラスメイトは単なる障害でしかなく、エッセンスにもなっていない。
まあ、主人公たちの凄さを際立たせるのには成功している。裏の読み合いという点では面白く見させてもらった。
ただ、学校が用意したルールの中で動いているというだけなのはまだ小さくまとまってしまっている。まあ、1クールだけなので広げられないし広げたとしても纏められないのだろうけど。
●戦姫絶唱シンフォギアAXZ
いつもの通り熱い(暑い?)話ではあったが、今回は小さくまとまってしまった感じ。
錬金術師の結社3人組+結社統制局長野郎一人+人形という敵ではあったが、一人欠け二人欠けとあっさり退場(実際は死んだわけではないが)、大ボスがイケメン変態が結局はヘタレだったりヤラレても最後に大逆転しそうなところが人形のアホ行動に阻止されるとか、ご都合主義っぽいハチャメチャだなーと。
そして、最後の最後にひびきとみくの原罪が無くなっている点をキーポイントとして次シリーズへの繋ぎにするという。ずるい。
まあ、それはともかくエルフナインとクリスが可愛い。
●恋と嘘
社会の仕組みとして恋愛をコントロールされているが、それに反発するという後ろ暗さと、二股+エロシチュエーションを楽しむ作品。
初恋の相手と世間知らずのお嬢様の二人とも美人であり、何の変哲もない普通の男子高校生ネジに恋をするというファンタジー。友人である美男子 仁坂もネジが好きだけど表に出さないというのは余計な点。
高崎と仁坂がなにか口裏を合わせているとか、隠している部分が多いようでモヤモヤが残る作品で、そういうところで話の筋は有ってなきがごとしとしか見えなかった。
●ナナマルサンバツ
高校生クイズ研究会を通して仲間たちと交流する学園部活もの。
クイズの種類や戦略の紹介やら、主人公やライバルたちの成長の物語という、部活ものの定番な流れ。
トリックスターがルールの穴をついた戦略をとるが正々堂々と突破するという。根性の曲がったところをクイズ好きな真っ直ぐさで改心させる流れ。まあ、王道。
ヒロインの声優がアイドルで下手だったのがかなりマイナス。
●コンビニカレシ
イケメンスポーツマンで思いやりのある優しいけど引っ込み思案な主人公が、幼い頃の初恋の人によく似た清楚で優しい女の子に惚れて仲良くなったけど、ヒロインは病弱で告白の時に倒れてしまいそして入院。そして双子だとわかり、初恋の相手は死んだ妹の方で、でも、今好きなのはヒロインの方だはっきりわかったという話。
特徴的ではないが丁寧なキャラクター、静かに恋心が育まれてといちょっとスローテンポな話の進め方で、奇をてらわない話回しが良かった。
●活撃 刀剣乱舞
UFOTABLEなのでキャラクターや背景は綺麗である。でもやっぱり話回しがイマイチ。
敵が明確な意思表示を出来ないので、どうしても仲間内だけの話となる。広がりがない。
全体を通して歴史を守ることが絶対なのか、歴史を変えてまで人を救うべきなのかという葛藤を提示し、第一部隊は帰る前に施しをすることに救いを求めていたが、第二部隊はそこまで成熟したチームではないので禊のルールがなく気持ちの整理ができないとう対比をみせて、龍馬を救うイベントで持ち主と出会ってもいいといことを見せつけ、第二部隊の危うさから国広の一時離脱で裏切りかとい方向に持って行き、土方と兼定が一緒に戦えるようにと小さな改変をしたけど、という流れは考えられているけど地味である。
最後に敵大部隊との衝突といイベントで派手に見せたけど、敵側の意図が見えないので取ってつけたような感じ。
●異世界食堂
コンセプトはアニメ版孤独のグルメ。
ファンタジーの住人が日本の洋食を食べたらびっくりするだろうというところから始まっている。そして一品だけの好物に対して事細かに説明をしてくれるという構成。
まあ、他には特に語るところはない。
●バチカン奇跡調査官
ホラー物の体をした犯罪捜査もの。
結局、聖職者って視野が狭いか悪者しかいないのかという。
なんとなく腐が入っているけど、まあそこはいいや。
●アホガール
初めの何話くらいは大爆笑したけれど、後半になるにつれてそれほどでもなくなった。
まあ、あのギャグがいつまでも続くわけでもなく。
●セントールの悩み
ガタイがモンスターなだけで、女子高生のダベリとか、そんな感じ。
差別は取り締まられるとか、南極人は鎖国してるとか政治的な設定もあるけど、話のツマくらいでしかなくて、粗製乱造な女子グループ学園モノとあんまり差が無かったグダグダ感のみ残った印象。
まあ、もっと異能力とかファンタジー要素を取り入れればいいという話でもないし。何か芯となるものがあればなんとかなったと思うのだが。(例えばデミちゃんは語りたいのように理解力のある教師を慕うとか)
●ノラと皇女と野良猫ハート
ゲームのプロモーションになってないけど実験アニメ的な回もありお気軽な楽しみはあったアニメ。
これでゲームを買う気が起きるかと言われると疑問なのだが。
まあ、CM枠を買ったおまけかなー。
-がんばりましょう-
●DIVE!!
誰も手を出していない飛び込み競技を漫画にしてみましたが、派手さがあまりありませんでしたという感じ。
人間ドラマを盛り込んでみましたが、どこかにあるものをくっつけただけですという、グダグダ感しか残らなかった。
●クリオネの灯り
うーん、結局、命は大事、イジメは相手が死ぬと胸糞悪くていけないよという説教アニメ。どこ狙い?教育関係者狙いなの?
●魔法陣グルグル
はじめの何話かを見たけど、原作は見てないしドラクエ風なところに入れ込むといってもドラクエにも思い入れがないしで、とっかかりがなかった。
ゆるいRPGを元にゆるいコミックにして見ましたという古き良き時代にはよかったのだろうけど、今の時代にはマッチしてないな・・・というより年寄りが見るもんでもないか。ツボではなかったというお話。
-継続-
●Fate/Apocrypha
●ボールルームへようこそ
●妖怪アパートの幽雅な日常
最近のコメント