今期は、けものフレンズが大誤算だった。1話で切ってしまったのだが祭りになっていたのでまた見だすとこれがまたすごく良くて、見逃したのを後悔した。ニコニコ動画で一挙再放送で見直したけど。
昭和元禄落語心中や3月のライオンもとても良く、ACCA13区とか鬼平とか良い物であった。今期はとても実り多きものであった。
-優良作-
●昭和元禄落語心中 助六再び篇
声優さんの落語の上手さに感心させられた作品。落語を全て見せるのではなく、要所を抑えた見せ方も上手い。落語のアニメではなく落語に纏わる人間模様がメインの話ですので。
前期では八雲・助六・みよ吉の3人だけが話の根幹で最後の事件で八雲は自分の落語を終わらさせるつもりであったけれど、後期は八雲と与太郎、小夏とそしていろんな人との係りという広がり、八雲の落語やその人生は引き継がれていくという良い話になった。
●3月のライオン
(羽海野さんは、ある意味天才的でありつつ癖があるけど)元の話が良いから、どれだけ上手く映像化できるかが問題ではあったが、(抑え気味ではあったが)新房節がやはり出たなという印象。でもまあ悪くはなかった。
ハチクロでは愚直にストレートに映像化していて、余計なことをしていなくて評価が高い。3月のライオンではアレンジがされていたが、アレンジがいいかストレートに見せるのがいいか、どちらがいいかというのも難しい。今回はこれ以上アレンジが入ると臭みがあるかなという、ギリギリな線だと思う。
とは言え、良いストーリーはアレンジ無しだったし、演出だけのアレンジだけだったので良しとする。
●けものフレンズ
初見では、低予算なポリゴン物でモデルの出来もサーバルちゃんのCVが下手だったり、狩りごっこって子供向けかよと判断してしまったことから1話を初見した印象はあまりよくなく1話途中で切ってしまった。その後、祭りになって改めて見始めて、そしたらシリーズを通して出てきた会話や物が後々の話で効いてきたり、考察がすすむ盛りだくさんな設定が出てきて、とてもよく考えられている愛すべき作品であることがわかってツボにはまった。
1話だけでは判断できない作品だったので、正直、さっさと切らなければよかったと思う(反省)。新作アニメの本数が多くて最近は切る判断を早めにしてしまったのが裏目に出てしまった。
-良作-
●ACCA13区監察課
初回は、古き良きアニメ風な印象を抱いて、好感を持って見てた。
地球の主要国家っぽい特色を持ったACCAの連邦国の紹介話がメイン化と思っていたら、途中からクーデターの話が出てきて それとなく調査という方向になり、なんでこんな変な味付けが入るのかと思ったが、それが本筋になって命を狙われるとかそういう話がでてきたり、なんか違うなという印象。
でも最後は、親友とか長官とか王子とか絡めて纏めたのは、うまいなと思った。
●鬼平
正直、時代劇をそのままアニメにしたものかと思って、期待はしていなかった。
でも、大体は時代劇の理不尽さを踏襲していて話は乱暴。だけど面白さはビンビンに伝わってきて毎週見るのが楽しみな作品になった。
主要キャラクターの髪型とかを現代と違和感を出さない感じでアレンジしている辺りは良い。
●ALL OUT!!
スポ根ものは2系統あって、弱くても皆で支え合って強くなっていくものと、粋がった奴らが集まって俺たちは強いだのなんだので実際そこそこ強いもの。
これは前者で好感が持てる良い作品。(後者のような作品はウザい)
新入生の祇園と石清水が主人公として話を引っ張っていくのかと思ったら、メンバーの背景に移っていき、キャラクタが勝手に動いてこういう作品形態になったのかと思う。でも、それは悪いことではなくて、物語として人物像のバリエーションがあって面白かった。
祇園は初心者が説明を受ける=視聴者の代理的な存在としてよく出てきたけど、石清水は全く出てこなくなってしまったのは残念。
-佳作-
●この素晴らしい世界に祝福を!2
正直、2期は前期の出来におんぶにだっこという感じで、話の出来はイマイチ感。
1期の受けたネタの煎じ直しで、小物を集めて1シーズンを乗り切っただけ。
最後に快適で感動的にまとめたように思えて、そうじゃないだろう感がいっぱい。
●セイレン
一人4話で纏めたのは、キミキスの時のように良い方法だった。
ちょっと変わった女の子達が可愛いさがとても良い作品に仕上がったが、小物(夏期講習会とかゲームとか)の出来が古臭い。まあ、そこは見せたいところではないのだろうけど。
●幼女戦記
出来は良かったと思う。
でも、やはり主人公がクソッタレな性格なのが最後まで嫌いだった。
第二次世界大戦辺りは、人気があるのだろうけれど、そもそも魔導士の対抗兵器が魔導士しかなくて、一般人が扱える兵器が出てこないのはどうなの?
第二次世界大戦のパラダイムとしては、一般人でも扱える兵器が出てきて大量の戦力を投入できたことによって、技術や物量で力押しができるようになったことがポイントでしょ。
確かに戦闘機や戦車のエースという存在は居たけれど、それだけで戦局は変わらないのも事実。
●BanG Dream!
4月27日に最終回(13話)。
女子グループのある意味ゆるスポ根的ストーリーの王道をたどったという感じでしょうか。
香澄の空気を読まないような周りを巻き込む形でメンバを集め、それでも共感があり仲間を思って積極的に行動し、そしてメンバも香澄がスランプでくじけそうなときに支え合うという友情。
王道ゆえに展開を読めたけど、それは安心感となって見られた。
●南鎌倉高校女子自動車部
何も知らない所からビギナーがいくつかイベントを踏んで、最後にちょっとした成長を見せるという、初めての部活動系の話のテンプレ。
後はキャラ性能と仲の良さとかのエピソードではあるが、そこは魅力的ではあったと思う。(おっぱいとかではなく)
A応Pの初心者向け解説はとても良かった。
●青の祓魔師 京都不浄王篇
あまりに間が空きすぎてすっかり前作を忘れてしまってしまったのに、前作の説明がほとんどなく話が進行。途中からは、何となく思い出してみたけどね。
燐の不憫な扱いと(内心は不安を持ちつつ)能天気そうに見せていたが、やっぱり不安そうなところがあんまり描写できていなかったので、あーぱーな感じでしかなったという印象。
まあ、それ以外は絵は良いし、話は不浄王が出てきて進みが遅くなりダレた感じはあるが面白いし、そこら辺が改善されれば次も見たい。(あるの?)
●亜人ちゃんは語りたい
亜人ちゃんと話し合うことで、その性質を理詰めで検討して、でも実験動物として扱うのではなく、同じ人として、そして導くべき生徒として真摯に向き合うという先生に好感を持てた。(理系で社会人なのに何でマッチョなんだという疑問があるけど)
連続して話が続くというより、1話々々が各亜人ちゃんの特徴に纏わる話で完結してその積み重ねというところが散発的な印象を受けた。前もって終着点に向けての話の設計はできていない行き当たりばったりなところが話に深みが無いなと。
町のデュラハンについての考察は、SFチックでそういう方向性でいいのかと思ったけれど、あれは町が研究者としての道を行くというフラグなのかな。
●政宗くんのリベンジ
師匠が可愛い。
ヒロインであります所の愛姫の存在が何となく薄いのはどうなんでしょうか。師匠と寧子がキャラが立っているしかわいいし。
愛姫が酷い目に合えばいいのにと思ってしまうオイラはどうなんでしょうか。
●鉄血のオルフェンズ
一言でいうとやくざ映画風ガンダム。放映前にこれを聞いたら「何を言っているのかw」という感じだろうけど。
富野ガンダム(正史)のような頭の中身をぶちまけて視聴者置いてけぼりな難解さはなく、OO(ダブルオー)などのAnathorWorld系ガンダムで分かりやすい構成。(どちらが良い悪いというわけではなく)
虐げられてきた少年たちが一揆蜂起しデカイ夢を持つが、付く勢力を間違え権力に潰されて夢破れて、でも最後は生き残ることができ、それは俺たちの勝ちだという話。
ガンダムというブランドにオンブにダッコで、必然性もなく考えなしにポンポン無駄死に出してという酷い話が多い中、これは比較的考えて無駄死にを出して見せていたのでまだまとも。
全体を通して理解しやすいし、戦闘も見やすかった。ライトオタク系に飲み込みやすい作品であった。
●双星の陰陽師
3クールか、結構長くやっていた割には、飽きることはなかった。少なくとも最後まで見られるくらい。
始めは衝突し合っていた二人が強敵を前に協力、信頼となって、小枝が現れ、絆が深まり愛となってという二人の成長物語がとても心地よかった。
ただ、二人の世界がストーリの大部分となって、あとはそこに割り込めるのはよろしくない状況か敵の存在くらいで、そのほかの人々が添え物以下のような。
まあ、あれをこれもと入れすぎるよりは、今の感じでよかったのかな。あとは、もうちょいラブラブなところがあれば。
-もっと頑張りましょう-
●小林さんちのメイドラゴン
京アニなので動きや絵は良し、話はそんなに悪くない。
でも、なんか心に来るものが全くなかった。
●風夏
始めはちょっと衝突したけれど、気になるアイツと歌手になるという夢をかなえるためバンドを結成。でもアイツは、好きな歌手の女の子と幼馴染で女の子に好かれていて、じゃあ離れるわと思ったけど、やっぱり好きなのでバンドに戻ってきました。
青年誌掲載の恋愛ものの宿命か、主人公である榛名が流され体質ではっきりしないというか存在感が無くて、それに引きずられて話が薄っぺらい。
●Rewrite
話が酷い。
2期が前後に分かれていて前半はともかく後半が中二病。そして1期と2期前半と後半の関係がわからん。
2期後半は小太郎のみが出ずっぱりで他のヒロインは添え物程度、人類は星を食いつぶした挙句、細々と生きさらばえるという終末に収まり、何も生み出さなかったという結果に絶望。
2期の前半の途中まではまあいいかなと思ったけれどぶつ切りな終わりだったので消化不良だし、後半になって一人駆け回って色々裏切り者になった挙句、今までの絆が反故されてしまってなんなんだ。
主役の声優の下手さもなんとも。
●テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス
あれ?2期までやって最後が決戦直前で最終回。で、次回予告までやっておいて放送では何の情報もないの?公式ページには4/29に最終回とあったけど。
正直、映像が凄いだけで話がツマラン。全体的に説明が足りなくて何が何だかわからないし。雪山で死んでしまった「ジェイド・カーティス(子安さんCV)」が無駄にちょっかい出してきて勝手に納得して無駄死にしたようにしか見えなかった。WikiPediaを見てテイルズ オブ ジ アビスのパーティキャラクタでゲストキャラクターで出てきたってわかったけど。意味なし。
あっちこっちに行ったりして人との絆を築く方向の話は良いけれど、それで仲良しになっただけで話の根幹になんの影響をもたらしたのかわからんし、穢れを殺さないと言いつつ災禍の顕主にたどり着くまでドラゴンをやっつけたり、なんか話が纏まっていない。
→4/29の最終回を見たけど、評価は変わらず、話は凡百。
●TRICKSTER 江戸川乱歩「少年探偵団」
切ると宣言しつつ終わりまで見た。
前期より花崎がウザくなくなって、明智と怪人二十面相の関係がハッキリして話が纏まってきたのは良かった。
話の根幹である小林や怪人二十面相のギフトが、どういう仕組みで発生したものなのかわからんところがいい加減。
まあ楽しめたけど、心に残るものはなかった。
●チェインクロニクル ヘクセイタスの閃
SEGAのゲームのアニメ化は、駄目だという前印象通りの結果。
何を示したかったのかわからんグダグダな終わり方。単に滅ぼしたい黒の王とそれを止めたい義勇軍がぶつかりました、だけしかない。
黒の王は何をしたかったの?露出狂姉ちゃんの出自も黒の軍団で成し遂げたい目的もわからんし。
そもそも黒の因子はどういうものなのかもわからん。
●霊剣山 叡智への資格
相変わらず主人公が糞野郎。
話は主人公補正が掛かりまくりで、それに寄りかかりまくりの頭の悪いシナリオだなという印象。
全作よりはましだけど。
●One Room
主人公目線で(3人の)女の子達が自分を好いてくれるところを見るアニメ。
お隣の子が向けてくる尊敬と好意、妹ちゃんの無邪気なスキンシップ、夢をつかむ同級生との再会という3パターンはくすぐったく照れくさい。
親にはこの姿を見せられないなー
●ハンドシェイカー
やはりというか、きらびやかな絵であったが、話は微妙。
アイドルが有名だーとか言っていたのに、いざ負けると地下アイドルで知名度はまだまだでしたとか、落差が何なのと。
特に姉弟が好き合っている下りはウザい設定でイランとか。
●Chaos;Child
自作自演(ただし自分ではやっていません)という話・・・
正直、そんな話でいいの?と最後まで見終わった感想。
それ以外の感想を持つほどの話ではないという感じ。
-継続-
●リトルウィッチアカデミア
●タイガーマスクW
●弱虫ペダル NEW GENERATION
●BanG Dream!
-切り-
●ガヴリールドロップアウト
月刊電撃大王と同じ話で目新しさがなく面白みが無かったので2話くらいで切った。
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