今週届いた本
最近、休日に昼寝をすると前頭葉(右だったり左だったり中央だったり)当たりの頭痛がするようになった。アニメの消化で土日2日丸々かかるせいではあるのかもしれない。目が疲れているか。
(1)トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫)
MM9で描かれている現代世界に自然災害と同様な位置づけで怪獣被害が起きたらというIFモノの短編集。
やはり山本弘さんの世界観はオイラのツボだ。
でも、なんていうのかしらん、世界を嫌いになっているような感触を受ける。
1話目の災害に巻き込まれた少年は、あまり良い家庭寛容ではないことから内向的な自分で考えた別世界を膨らませるような性格で、現れた怪獣が自身が別世界で乗る竜によく似ていることから異世界に連れていってくれると期待して近づくが災害に巻き込まれて、しかし女性自衛官に叱咤されて現実に立ち向かうけど・・・。これ、少年は作者自身の投影だと思われるが、最終的には拒絶しているよね。話としては面白いけれど後味が悪い。
最後の話は趣味に走りすぎて王道さが捻りのなさに見えて一寸物足りないか。
(2)遙か凍土のカナン7 旅の終わり (星海社FICTIONS)
遂に最終巻。第一次世界大戦あたりの話になるので当然、戦争に纏わる所になるのだけれど、直接戦うわけではないのでそこら辺が物足りないか。
オレーナの話に纏わる所も、何でかの国はアッサリ手放しているんだろうとか、3人でやってしまうのは許容してしまっていいのか?とか、色々説明というか書き込みが物足りなくて、なんか淡々としている。
結局、経済的なところが主点で書かれていて、それのやりくりがアッサリ何とかなるだろう的な進め方で、危機感なく終結してしまったという印象が物足りなさの原因なのかもしれない。
最後に、皆で幸せに暮らしましたとさめでたしめでたしというところはイイかもしれんけど。
(3)帰還兵の戦場2 (軌道エレベーターの下で) (創元SF文庫)
1巻目の始めしか読んでいないけれど、なかなかよさそうなので2巻も確保。
結構、ページ数は少なくてこの値段なのはいささか納得いかないが。
(4)アルファ・ラルファ大通り (人類補完機構全短篇2)
1巻目はまだ途中で止まっているけれど、ファンアイテム的な感じで購入。
(5)月刊YOUNGKING OURs GH(ヤングキングアワーズGH) 2016年 08 月号 [雑誌]
ツマヌダ格闘街が完結ということで記念に購入。
しかしながら途中の話が分からないので、単行本を読むまでお預けです。(他の連載も)
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