2015年第4四半期終了アニメの感想
今期のアニメは、次期継続のおそ松さん、ルパン三世はかなりいい。
けど、イマイチのものが多かった。切ったものも多量にあり、そのおかげで視聴するのは楽ではあったが。
今期終了のアニメにソフトを買いたいと思ったり、Blu-rayに保存しておきたいと思うような優良作はなかった。
精々、見ておいてよかったというレベルの良作止まりであった。
-良作-
●蒼穹のファフナー
人類全滅の憂き目というシリアスで鬱なお話をちゃんと描いてくれたけれど、なんだかところどころ分からんところがあって、だいぶ前の作品だし忘れているのかなと思っていた。
だけど、Wikipediaを見てみると劇場版「RIGHT OF LEFT」「HEAVEN AND EARTH」が間に挟まるのね。
なるほど、国連軍がせめてきたり、フェストゥムの振る舞いとか味方(あれが新しく来たフェストゥムなのか、と思ったりしたが)になったとか、話が分からんかったのはその所為だったのね。これ、やる前に劇場版を見せるべきだったんじゃないかと思うよ・・・。5年前のものだし。
それを置いといても、絶望に近い希望を残して生き延びるという話はいい。そしてそれを描き切ったという力量も評価できる。
力技なところも無きにしも非ずなところと、区別ができないキャラはまあ・・・。
●櫻子さんの足下には死体が埋まっている
話の途中で終了。続編あり?
こういう推理物は、ネタがしっかりしていないとグダグダになってしまうけれど、この作品はちゃんとした謎を根拠をちゃんと示して見せてくれて楽しませてもらった。
ただ、敵らしき者の輪郭が出てきて、作品世界にノイズが入ったような感触が。人気が出たから延命のために入れさせらたんじゃないかって感じがするんだが。
●終わりのセラフ
続編ありなので、途中までの感想となるけど。
今回の話は、優一郎とミカエラが共闘するまでのゼンギかなーと。共闘してからも腐のヒト向けな匂いが強く・・・。
超絶な力を持つ天使(旧約聖書か)=「終わりのセラフ」が出てきて物語も終わりが見えてきたけど、主人公は独立部隊(というよりゲリラ?)になってしまってどこを着地点にするのかが見えなくなってしまった。グレンを救うのが目的?
柊シノアのジト目顔が可愛い。
●ノラガミ ARAGOTO
簡単に纏めると・・・。
夜トと毘沙門の確執が解消したこと。そのとき暗躍していた妖を操る術者が毘沙門の神器であり、毘沙門が大きくなりすぎて嫌だったので、ロリに戻そうとしたこと。妖を操る方法は実験のため恵比寿が授けたもので、その術を完成させるため黄泉の伊邪那岐のもつ”言の葉”をもらい受けに行っていた。野良に拉致られた夜トは人切の仕事を受けることになるが、その仕事を終わらせて元の生活に戻させてもらうことを条件に、夜トの父親から恵比寿を黄泉から無事戻らせるための依頼を受ける。
ひよりのおかげもあって黄泉から帰還で来たが、結局天の神々の討伐隊により恵比寿は殺されてしまう。
んで、夜トは野良を追放し、言の葉は夜トの父の手に渡ったと。恵比寿に傀儡の術を授けたのは夜トの父なのかしらん。夜トと野良は血縁関係がある?夜ト達の父が現況ってこと?
まあ、色々謎が残ったけれど、画もキャラも話も魅力的だし、これからも目が離せないって感じ。
でもまあ、今回はギャグ風味は少な目だったな。
●ワンパンマン
力と力のぶつかり合いの見せ方がど派手で良かったが。
初めから最強という設定なので、主人公が強くなっていくという方向で視聴者の共感を得ることはできない。
だから、人に知られていくけど誹謗中傷を投げつけられ悪役を引き受け、それでも俺だけがお前の本当の強さを知っているんだという方向か。
結局強さのインフレーションとなって、後はその力のぶつかり合いの見せ方だけの問題になってしまった。まあ、話の中身はないよね・・・。久しぶりに森口博子さんの歌を聞けて良かったってのはある。
-及第点-
●うしおととら
作品は古いけれど、まっすぐなうしおと、ツンデレなとらのコンビのやり取りが心地よい。
最近の流行りの絵ではないし、話もお涙頂戴なところはあるけれど、この作品の色でもあって気にはならない。
うしおの出自を知る旅から戻って日常となったけれど、そこから白面のものを倒す方向にならないのはなんでなんだけ?と疑問が出たり。
●落第騎士の英雄譚
「学園都市アスタリスク」と構成があまりにも似ていて混同してしまい、印象がぼやけてしまう。
それでも最後の方で主人公が監禁され追いつめられて灰色の世界になってって、最後の戦いへと赴くってところは燃えた。
主人公はイジメてナンボだなと思う。
でもOPとか挿入歌の歌が・・・。
●学園都市アスタリクス
「落第騎士の英雄譚」と構成が(ry
「落第騎士の英雄譚」と同じような設定で内容も似ているということ路もあり、比べてしまうと”逆境”となるものが強い敵だけしかなくて特筆するものがない。
●対魔導学園35試験小隊
まあ、普通のラノベ原作のアニメ。
魔術を使った悪事を魔術で対抗する魔女狩りの警邏隊ではあるが、でも勉強とか試験とか無いし、学園的要素ないよね?初めの頃対抗戦があったけど。
各人の因縁の清算をつけるだけで精一杯な感じで、裏で動いている共通の敵さんが一応話の芯ではあるのだろうけど、あまり効果的ではなかった。基地外な聖職者とか目立たせていたのだろうけど、能無しに力押しで眠くなりますわ。
もうちょい頭脳戦とかできないものでしょうか。
●終物語
オイラ―ちゃんが放置されたので拗ねてしまったけど結局は好きだったんじゃんという話と、うだうだ前置きがありましたが結局 忍が白黒つけましたとさという話。
まあ、怪異話というより過去を理解して決着するという人と人の話。(元からそういう作りという話もあるかもしれんが)
特に感動とか思ったことなし。
端的に言うと、マンネリを忍のロリっぽさでカバーしようとしているけど、オイラには何にも響かなかったという話。
●緋弾のアリアAA
前作は頭が痛くなるほどのクソ中二病設定でAパート終了前で切ったけれど、今回はまともにプチユリ的な話。それもテンプレを追っただけで何も考えていないよねって感じでどうかと思うけど。
一応、全部見てみたけど、まあ、プチユリ的スポ魂な展開で滅茶苦茶ですな。そういうのが好きな人ならいいけど、オイラのツボに全くはまらない。
最終回も酷い。なに?ガトリングガンが弱装弾で防弾制服着ていたからダメージ少なくて、少し休んだら動けるって・・・。
デカい人型兵器の足にホバーが付いていて、それで空中を移動できるっての、どんなオーバーテクノロジー?
ぽっと出の敵がやっつける的な事を言ってながら、弱弾倉やら手抜きしまくりの結果やられるとか。
これ、さっさと切っておくべきだった。
●すべてがFになる
お嬢様がウザい件。
あと、作品が1996年のものということもあり、音声認識もできるファンタジー的な技術革新の割には(仕込んでいたといえ)コードがドカチンレベル・・・。なんで日時の管理をglobal static int(2バイト!)で持っていて、オーバフローしたからトラップが作動したよって・・・。今、アニメ化するなら技術に関するところは改変してほしかった。
あと、キャラクタの絵面に魅力がない。ゼミの面々ももうちょい絡ませれてばよかったのに個性がある分、チョイ役では悪目立ちするだけだった。
何もかもが残念な作品。
●コメットルシファー
キャラやメカは結構いい線行っていると思うが、話と演出が全然だめ。
ブラックガーディアンにフィリアが浚われたときソウゴが「子供にできるわけなかったんだ」とかなんか言ったとき、オーバーテクノロジーなロボにさらわれたのに、大人になったからなんかできるわけ?なにこの頓珍漢なセリフ?と思ったり。ド・モンが死んで自分では何もできないことに打ちのめされた結果だというのは分からんでもないケド。
ジャモンが女の子化したときも、誰向けけかわからんテコ入れかわらかんし、結局フィリアがどうなったのかもイマイチわからんし。(お星さまになって皆を見守ってくれているってこと?)
●ランス アンド マスクス
まきおの愛らしさを眺めるだけの作品が中盤以降単なるバトル+ハーレム物に。
ランスってチャージ(突撃)で突き刺すもので、バンバカ殴り合ったり、先端同士をぶつけて競り合ったり、振り回しただけで風を巻き起こすものではないだろ・・・。
そして、なんか館長との激突編以降がもうどうでもいいレベルで無茶苦茶。
これ、何を描きたい作品なの。
●K RETURN OF KINGS
光と色の使い方が独特で綺麗なだけの作品。あと、ワガハイの履いていない感を楽しむだけ。
他に見るべきところは見当たらない・・・。
戦いをスタイリッシュに描きたかったのだろうけれど、背景3Dでグルグル回してキャラがガッチョンガッチョンぶつかるってのは見ていて何やっているのか分からん。時々掛け声があるとことなんてなんか出来の悪いゲームの音声みたい。
●温泉妖精ハコネちゃん
キャラ萌えしなければ、あえて見るところがない。
そして、キャラはオイラのツボではない。
温泉の妖精が何人か出てきて、衝突してってドタバタ劇で中身がないし。
●アニサン劇場
1シーズンに4作品を放映する一寸味見させるという感じなのだけれど、そっちの方がスタッフは大変じゃない?
1つめと3つめの作品だけ見たけど、小粒な作品を取り敢えず練らずに見せましたという感じ。
姉ログは漫画はともかくアニメにするにはあまりにも向いていない。あとサッカーはいらん。
-継続-
ルパン三世
ワールドトリガー
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
うたわれるもの 偽りの仮面
ヘヴィーオブジェク
ていきゅう!
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