今クールのアニメは、面白いものはいくつかあたけれど、ツボだという程のめり込める作品はなかった。
1話を見て切った(Aパートで切った)ものも多かったし。
-良作-
●Charlotte
初めはこのままだとアンマリ面白い終わり方をしない事件を解決するだけのイマイチいけていない異能ものだなと思っていたら、やっぱり麻枝さんらしく妹ちゃんの死→それから一転して、タイムリープ物→異能者の不遇を救う歓迎されない救世主物と目的が変わり、世界・物語が面白くなった。
最後の最後は、自分のことが分からなくなるくらいボロボロになったけれど目的を成し遂げましたって終わり方で、なんかもう一話位挟んでもいいんじゃないかってくらいな物足りなさがあった。
●六花の勇者
前半はロードムービ風、後半は推理物ということで、ファンタジーで推理物って成り立つのかなと思ったけれど、推理ターンは命のやり取りを含めていて楽しめた。
主人公が勝つためなら手段を択ばないという狡いところがあっても、それでも性格が正義を突き進みたいという真っ直ぐな心を持っていて心地よい。
勧善懲悪によくある単純な力が足りない→強くなる→戦って勝つといった流れではない、また、頭の中でこねくり回してちょっとアクションを見せるといった推理物でもない、新しい方向性なのかなと思う。
良作だった。
●血界戦線
ブラック&ホワイトを話に絡ませたことは良い判断だった。
アニメ向けなとりあえずの話の骨子となり、1クールで話がキッチリ収まった。
画も動きも話も上物。
でも、最終回がねぇ・・・。チグハグな感じなんだよね。
レオが街を突っ切ることで、全員を見せるというスタンスなのだろうけれど、散発的に見せられたという感じ。レオが世界を救うということが分かっているのになんで連れていかない?
ホワイトが結界だということで、レオとホワイトの出会いや思い出が全て”見える目”を持つレオとホワイトだけの話だったというのは物悲しい。でも、ホワイトが医者と会話しているところをモヤッとした思いで見ていたシーンがあったような。
あと、ホワイトが結界になったあたりと、ホワイトがブラックのところに拳銃片手に向かって行ったっていうところはどう整合性を取るのか分からん。ホワイトが死にそうになって両親に結界として救われて、ブラックが絶望王が見初めて手を出そうとしたところをブラックが乗っ取られる条件をだしたという流れ?
オイラ察しが悪いから、ここら辺納得できなくて。
●乱歩奇譚 Game of Laplace
江戸川乱歩 没後50周年ということで作られた作品だけど、まあ、原作原理主義者からは怒られそうだよね。特に黒蜥蜴のキャラを見たら美輪明宏さんが怒鳴り込んでくるよ?
推理物と思ったら、群集劇・・・でもない。アケチのしがらみについて定番メンバーとゴタゴタ練っていたという位か。
暗黒星=計算式というギミックを出しつつも説得性がなくて、なんか中途半端な感じという印象。
まあ、この話の根幹はそこではないのだろうけれど、ちょっと残念な感じ。
●Classroom Crisis
半沢直樹のような企業陰謀ものを普通にやったらギスギス・暗い話になるだろうから、舞台を未来SFで技術学校という形でマイルドにしたのかしらんと。
ロケットを作成している学生ものではあったが企業に属していて、(専門学校とか)単なる熱意だけでしょぼいものを作るという方向ではなく、良いものを作りつつコストやネゴを考えるという地道なことも考慮に入れるという働く学生(高度技術者)という話はとてもよかった。
●GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
自衛隊が戦う相手として、怪獣とか、現代の国とか、戦国時代とかあったけど、その中の一つの亜流として中世+ファンタジーな相手となるとどうなるかというIFから作られたんだろうな。
ノリノリで好きなものを作ろうという感じで、ファンタジー定番のエルフ、魔法使い、神官(というより死を司る神?)が出てくるし、好感が持てた。
とはいえ、やるならば中世ファンタジーの軍隊との戦いを見せてくれればなとも思った。そこまで行くと決着の落としどころが難しくなるか。
●赤髪の白雪姫
待っているだけの女ではなく、王子様に見合うように自分を確立して高めて行くという意識高い系の白雪に好感を持てた。
ゼン王子も偉ぶっているだけの存在ではなく、国の行く末を考え、国民を高める方法を考え、実践し、そして仲間にも恵まれているというのもイイ。
小悪人も出てきて、王子の良さが引き立つとでも思ったのか、この話としてはイマイチ。仲良しこよしでもよかったんじゃない。
あと、もっとイチャイチャがあればなとも思う。
-及第点-
●ガッチャマンクラウズ インサイト
日本人の群れたがり、空気を読んで流されるのがいかに危険かという風刺物。
はじめ があまり動かなかったが最後の最後で、犠牲になって空気を換えると。まあ、乱暴な解決方法でインパクトを与えて有無を言わさない流れになってしまっているけれど、他にも解決方法があるんじゃないかと・・・。
しかし、はじめという存在は神(というか仏?)の視点を持っているというかなんというか、どういう存在なんだろうと考えさせられる。どういう経験を得てあのような考え方を手に入れたのだろう。
●のんのんびより リピート
まあ、前作と同じ安定感。
時系列的も前作と同じ?まあ、(季節はあるけど)アンマリ時間の流れを感じさせない話だから違和感はないけど。
あと、ひかげ と なつみが怠け者でダメ人間だということはよくわかった。
作品愛はあると思うけれど、変わり映えないんでイマイチな評価。
●食戦のソーマ
んまそうな食い物にインパクトを与えるためにど派手(エロっぽい)演出で見せると。
料理ものにありがちな流れ。
あとはキャラクタの魅力か話の見せ方か。その両方に成功していると思う。
●実は私は
関西弁の女の子は可愛い!
と初めは思いましたが、ただのアホの子じゃないっすか。委員長もだんだん可愛くなったと思いつつ、アホの子じゃないっすか。
そして、友人たちが全くのモブ・・・、いや全く話に絡んでこなくなってモブ以下というのはどうなんでしょう。
まあ、ドタバタラブコメとして面白く見させていただきました。
●GANGSTA.
ノワールがイイと思ったが、結局異能バトル物になってなんだかなーという感じ。
魅力的な舞台が単なる設定でしかなくなって、権力争い→戦力をぶつけて潰し合うだけという、なんとももったいない。
兄弟の因縁とか、恋人が連れ去られたとか、ごちゃごちゃ出てきてとっ散らかったってのも。
総集編というか紹介編が2回も入った挙句、作画崩壊したと監督がのたまったり、制作会社が倒産という何ともな感じ。
●戦姫絶唱シンフォギアGX
しょっぱなのコンサートは派手さが良かったが、その後にそのド派手演出以降は特に語るべきところはないか。
響と響父との確約の問題と解決という話は有ったけれど、アッサリな解決方法で、もうちょい時間をかけてもよかったんじゃないかと思ったり。
あと、クリスちんを愛でるだけ。
●下ネタという概念が存在しない退屈な世界
快活な女子と下ネタで盛り上がれるって最高だねという話。
他のエロだけのアニメと違うのは、唯客引きだけ見せるだけのエロではなく、エロ話でワイワイ楽しくっていう所が違う。
まあ、2度目はないかな。
●アニメ 英国一家、日本を食べる
カトゥーンアニメ風なところが特徴。
日本の食べ物を外国人向けに紹介しているけど、日本人が見ても勉強になる。
●ベイビーステップ2
漫画準拠ではあるが、試合のときのモブが適当(前期よりは少し改善されたけど)だとか、本筋にアンマリ関係ないところで手が抜かれている。
まあ、それ以外は話の肝を押さえているので、可もなく不可もなくか。
●てーきゅう5期
5期終了っていってもすぐに6期始まったじゃん。
相変わらずな勢いだけの理不尽ギャグは、5分ものならいいんじゃないか。
●おくさまが生徒会長!
ムチプリな少女が押しかけ女房してきて、初めは反発していたけど、キャッキャウフフになりましたというファンタジー。
エロをそのまま流さないところはイイですね。
●アイドルマスター シンデレラガールズ(2期)
鳴り物入りで来た上司とやらが、単に現場無視の無能じゃねーか・・・。
人が動いて稼ぐ事業なのに、現場を全く見ずに不安にさせるだけ。アホか。
話としては、上司のひっかきまわしで、アイドルをやることの意味を見つめなおすって、前期でやったことを繰り返しているだけじゃない?
繰返し話でイマイチ。
●電波教師
出来は酷いね。
原作は見ていないけれど、画の出来が適当。
アイドルを声優に据えるのもいい加減な感じ。
話も凡百。とりあえず見ていたという感じではあった。
●デュラララ!!×2 転
んー、原作がそうなんだけれど、不良が群れて強がっているとか、ヤクザが出張っているとか、見ていて不快でしかない。
群衆劇ということでいろんな方向で見せるというのが、成田作品のキモではあるのだが芯となっているところがグダグダなのでイマイチ感しかないのかなと。
過去の人気に引きずられてダラダラ作っている作品になり下がっているか。
話以外は作品として悪くはないとおもうけどね。
●オーバーロード
なんかキャラクタの絵柄も振る舞いもノッペリしていて、イマイチ出来はよろしくなかった。
作品愛を感じなかったんだよね。一部に人気がある作品だからアニメにしておくか位な気概しか感じられない。
●ワカコ酒
元々の作品が短いので、アニメも5分物なわけだけれど、何か漫画をそのままアニメにしただけで掘り下げがない。
食い物ってアニメ画にするとどうにも美味しそうに見えない。
それをシナリオとか演出で何とかするしかないのだけれど、漫画なら想像力を掻き立てられるのが、アニメでは場面がさっさと時間が過ぎてしまって何か思う前に終わってしまう。
ハッキリ言ってこの作品はアニメにするべきではなかったと思う。(ドラマは見てないケド、そっちだけにすればよかったんじゃないの?孤独のグルメの方向で)
●がっこうぐらし!
1話の終わり直前までは、普通の整合性を無視したプチユリ的な学園コメディと思っていましたが。
まあ、そのインパクトが過ぎ去ったら、緩いゾンビものでしかなくなってしまったか。
ああいう状況になったら、ガソリンを下水道に流して爆破→大規模な落とし穴を作ってそこに誘導かな。川や海に落とすもありか。
●GOD EATER
目新しいのはリアルな3DCGだって所だけか。
単にデッカイ武器でどっかんどっかん叩くだけのバトルシーン。
アンマリ見るところがないドラマ。
ゲームとしては単純なシナリオな方が受け入れやすいと思うけど、アニメにしてしまうと何とも安っぽい。
-途中で切ったもの-
●モンスター娘のいる日常
毎回新しいモンスター娘が出てきてはエロ展開・・・。
同じような展開で、いい加減ウンザリして切った。
アイキャッチでモンスター娘のバリエーションが出てくるのは良いと思ったけれど、本編の方を何とかしろよ。
継続
●ワールドトリガー
●うしおととら
●創聖のアクエリオン ロゴス
これ、25周年記念作品だっけ?その割には出来がイマイチ。
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