見終わったのは4月上旬だったけれど、感想を書くのに時間がかかった。
気力が無くてねー。
今期は、優良作が多かったけれど、切ったものもかなり多かった。
-優良作-
●アルドノア・ゼロ
2クールでガッツリ見せてくれた良作。
1クールは撤退戦で圧倒的な力を持つ敵を理知的に攻略する爽快感があり、2クール目は反攻作戦(局地戦)が主体なのだけれど、メインは戦いよりスレインが姫の嫌った戦争を終える事を目指して、姫様の望んでいないバース帝国の力を使って解決を戦争に求めるというバース帝国と地球の対立を描き大きな範囲をドラマ的に見せてくれた。
●SHIROBAKO
分業制工業(と言っても量産するものではない作業)で一つの作品を力を合わせて作るというアニメ業界をドラマチックに見せてくれた良作。
1クールは進行を通して内なる敵、監督の遅筆に降り回れる様を描き、2クール目では原作物で外なる敵を描いたと。
勧善懲悪な話や敵にも事情があるんだよ的な戦いもの、学園ラブコメなどとは一味違った自立する大人な(それでいて夢を追い続ける)話がいい。
恋愛話が片鱗だけでほとんど無かったのは意図的か。そこが足りないといえば足りないが、でもあったらあったで蛇足のようにも思えるからなくてもいいか。
●蒼穹のファフナー EXODUS
まだ途中で完了していないけど、一旦、間が空くようなのでここまでの感想を書いておく。
デストピア的で重厚な世界観の中、自分たちの平和な生活を守るため、必死に抵抗するドラマティックな話。一見田舎の島でありながら、中は進んだテクノロジーを持っているというアンバランスなSF的構成なんか、SF好きにはスゲー刺激される。
戦闘の見せ方もCGを使っていながら見難いこともなく(3Dキャラ導入の初期のアニメは動けるからってポンポン動いて目で追えないこともあったし)程よく調整されていることも感じさせる。
早く続きを見たいものじゃ。
-良作-
●冴えない彼女の育て方
加藤の存在により、普通のハーレム物とは一線を画する作品となった。
加藤の当事者意識のないクールさ(部外者的な一歩引いた感じ)が、これ突っ込み役として上手く機能して、他のメンバーのツンデレ、クーデレ(ヤンデレ?)、妹キャラ、腐れ縁キャラといったデレ系の中、箸休め的な存在がうまく機能していた。
続編あるよなこれ。
●七つの大罪
画風も話も、ジャンプ系というか鳥山明に似ている。
ドラゴンボール世代が渇望したグダグダではない鳥山明の中世風の冒険活劇に仕上がっていて、毎週楽しく見てました。
2クールで纏めてくれたし、次への広がりも残してくれたのでまだまだ続くんだって期待も持てて嬉しいです。
●四月は君の嘘
ずるい。人死に物は感動を誘いやすい。
でも、中盤がダラダラ。主人公の演奏を見て憧れました、また出てきて期待してました、カンドーって話になってダラダラ。
なんか人気が出てしまったので、話を伸ばしてみましたってのがアリアリと分かる。
人物の心理描写も嫌味なくらい長ったらしい。毎回々々、音が聞こえない(最後のほうは普通に聞こえていたけど、そんな描写あったっけ?)とかウザい。
こういう効果的なものは、必要な時だけに見せるべきじゃないの。
出来もイイし、見せ方もイイ。出会って、仲良くなって、死にました、でスッキリしているべきだ。
●ガンダムビルドファイターズ トライ
前作人気に引っ張られて作られたけど、今度は単なるスポ根ものになってしまったという感じ。
ただ火力(と根性)がぶつかり合うだけで、戦略・戦術的なものが全く無い!
少しギミックはあったけれどそれも火力だし。
ギミックは前作でやり尽くして、息切れか低年齢に配慮したか。
設定、キャラ、絵・動きとか良いもの持っているんだから話の方向性だな、後は。
●デス・パレード
2、3話辺りから見始めた。
死後の裁きをするためにゲーム中に極限状態を作るというシチュエーションで、ちゃんと生きることは大切だと訴える作品。
閉鎖空間で登場人物は限られていたけれど、ゲストの2人の人生模様を見せるという形で新鮮さを醸していた。
でもまあこじんまりしちゃったかな。
●ログホライズン2期
んー、ここら辺は原作もとっ散らかった印象があるんよね。
原作をそのままな作品なので、そこら辺整理してほしかったんだけどな。
前半、供贄一族の挑戦を受けるための攻略が難しいレイド戦を行って、挫折しそうになってチームリーダの魂の叫びでまた一致団結って、うーむ。
後半は年少組の冒険というより、ゲーム世界に適合しない人がいて、変なことしてますよってのを見せるのと、世界の秘密がありますんでよろしくって感じと、関西の動きもありますよー、いろいろ見せつけてごちゃごちゃ感が。
-佳作-
●クロスアンジュ
話はぶっ飛んでいたところもあったけれど、だが、それがいい。
やっぱり、お姫様のアンジュがブチ切れて阿婆擦れになったってこところが、最近のアニメの仲良しこよしとか変に悪ぶっているものとかとは、一風違ったキャラが良かった。
●アイドルマスター シンデレラガールズ
プロデューサーが特徴ありで(実直、誠実、でも人の気持ちには疎いって何かのエロゲーの主人公みたいだな!)、駆け出しアイドル達(特色ある)
そういえば眼鏡っ娘が居ない(みくが眼鏡をかけるときあったけど)
まあ、前作のアイマスより暗いところがあまりなく、キャラの紹介って感じで浅く広くになってしまった。まあそれはそれで、次回に繋がるかなと。
●寄生獣 セイの格率
昔の人気作品を掘り起こしてどうなんだろうと思ったけれど、現代風にアレンジされて中々の良作になった。
話の根幹というか、原作を大切にアレンジしたスタッフに感謝。
●艦隊これくしょん
あれこれ言われていたけれど、まあ、こんなものじゃないかなと。原作に愛がなければね。
何度やっつけても復活しやがって→なんかウィークポイントを偶然思いついちゃった→総力戦して勝てたねーって・・・
●Gのレコンギスタ
んー、初めから終わりまで理解できない。
まず何を訴えたかったの?なんで、流れ流れて月のほうまで行く話なわけ?なんでいきなり戦った思ったら仲良くなったり対決したりしたわけ?
何もかもわからん。
見所はMSの種類が多いくらい。
これ、大御所じゃない人が作ったら非難轟々だよ。富野由悠季氏じゃなければ作られなかったよ。(もしくは低予算で誰も見向き去れず時間潰しのために作られた作品とか)
●みんな集まれ!ファルコム学園SC
相変わらずのバカ話(ほめ言葉)
-及第点-
●純潔のマリア
んー、結局、何を伝えたかったの?
中世ってこんな感じだよっていう印象しか残らなかった。
中世における神と天上の教会とは、このようなものなのだよってだけ?
結局、産めよ命を繋げって、教会の教えにしたがったって。
●神様はじめました◎
夜鳥の暗躍の回ではあったけれど、結局話を収束してくれなかったよね・・・。
なので不完全燃焼でイマイチ。
悪羅王の印象が全く残らなかったです。
早く続きをお願いします。
●弱虫ペダル GRANDE ROAD
ゴールまで長すぎ。なんかさ、話を伸ばすためだけにキャラの背景を見せていたけど、ウザいですよ?
シンプルにロードレースが好きでやりました、背景なんてありませんよでイイじゃん。
グダグダすぎ。
●DOG DAYS''
主人公に絡ませるキャラを増やす方向ではそろそろネタが無くなってきたのか、脇キャラにスポットを当てという方向。
同じような内容の繰返しになってきて、見るべきところが無くなってきたかなと。
●東京喰種√A
2期はグダグダでした。
何で大規模衝突になったの?
あんな人数のグールってどうやって生きてたの?
大量に捕食してないと維持できないような・・・。情緒的な話で終わらせたけど、無理矢理だな!
●幸腹グラフィティ
食べ物を口に含むときに艶っぽく描いているのは、効果的な演出かなと思う。
しかし、(原作は見ていないんだけれど)なんか尺を無理やり長くした感じで、話がだらけている。
食べ物をテーマにしていなければ、粗製濫造なプチユリ系だし。
●ローリング☆ガール
初めの馬鹿ノリが続けばよかったのだろうけれど、グダグダ漫遊記になって依頼人がなんか自分で解決してあの5人があんまり関係ない方向に向かったあげく、話がグダグダで無理矢理宇宙人の所為でしたというデウスエクスマキナ。
面白い画ではあるのだけれど、話がねぇ。
●暁のユナ
んー、少女漫画らしくわがままだったけど逆境に対して支えてくれる人がいたから頑張れました。頑張るってすごいねって話。なんかいろいろ事情がありますよー、キャラ能力ありますよー、その力を振るうだけな話だよなと。
●ドアマイガーD
昔のアニメの復刻的な感じで、ぶれないのは素晴らしい。
でも、奇抜な企画で一発ネタでしかないよね。
●デュラララ!!×2 承
話以外は、まあ良い出来かなと思う位で他に語るべきところなし。
まあ、ここら辺り原作も冗長なんだよな・・・。
●夜のヤッターマン
初めはタツノコプロの過去のキャラをオマージュに話を進めていくのかと思ったら、話はグダグダ、会話のテンポがおかしい、最終話は同じセルの繰返し。
出来が悪すぎる。
演出が遅れに遅れて、適当な話を作ってみたけど、作成が間に合わずって裏事情がアリアリと分かる。
●ISUCA
これもやっつけ仕事レベル。クール始めからではなく遅れて放送された挙句、出来はイマイチ。
ただ女性キャラがなんか悶えるためにあるだけのような。男モブは無残に殺されるだけの何も考えていないなって、お口あんぐりな扱い。
原作がこんな雑な話なの?
継続
●ブラックトリガー
●JOJOの奇妙な冒険
●暗殺教室(一時休止になって、どこから再開したかわからないけど、とりあえず撮り溜め状態)
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