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2014年11月 9日 (日)

自殺について

以下のことについて、思ったことをダラダラと書いてみる。(いつものオイラの脳味噌の中身をぶちまけるやつ)
・米国で末期の脳腫瘍と宣告されたブリタニーさんが自死したこと
・フィギアスケートの羽生選手が衝突で脳震盪になっても試合に出た件

自然死は、肉体に訪れるもので選択権はない。いくら生きたいと願っても生物的な限界なのでどうしようもない。
しかし、精神的な死は(本人の視野からは死しか見えないとしても)選択権がある。ただし、肉体は死を選ばない。
では、どうして自死する人は精神的な死を選択するのか。

”生きる”のはいくつかに分類されると思う。

  1. 現状、満足していないが、いつか満たされると信じて
  2. 惰性。現在の状況は満たされていて、これ以上何かを望むものはない=死ぬほどではない。
  3. 死ぬことが怖い。
  4. 両親や知り合いに迷惑がかかる。

ブリタニーさんは、これらの全てがなくなってしまったのだろう。
自分が自分でいられない、それが愛する人たちを傷つけるという絶望に見舞われたと思われる。

この世に”産まれる”は自分では選択することができないが、”死ぬ”ということは選択することができる。万人に認められることではないとしても、選択権はある。
しかし、自死が公認されていないのは、その選択肢が簡単に選ぶことができてしまうと社会秩序を脅かすものとなるため。(命は神に与えられたとか言うのは、権力者が勢力維持のための方便) 他者の死は自分の世界の一部が正常に動かなくなることの不安であり、自分の世界がなくなる不安であるのだ。死はいずれ訪れるとしても、すぐには来ないと考え、死ぬことについて考えないようにして不安を遠ざける。
また、死ぬ選択肢を簡単に選ばない(選べない)と思うことで人にネガティブなこと(人を騙す、傷つける、奪う)ができる。
要は、皆、死を見ないふりという欺瞞によって死なない状態を作り出している。死を見て、受け入れたとき今までの生があったことを実感する。死を受け入れないことで生きる。

んで、羽生選手の話につなげると、脳震盪後に動くことは死ぬかもしれない危険性がある。そんな警告はされていたのだろうけど、大会出場を選択したと。
打算的に考えれば、まともに動けない状態で出場してもいい結果が出せるわけがない。頭を打って正常な判断ができなくなっていたなら、(いくら本人に出場の意思があっても)周りの人が止めるべき。人望がないのか、今までの頑張りを止めたくなかったのか、強制的に止めてくれる人がいなかったとかあるのかもしれないけど。
まともな判断があったとすると、羽生選手はフィギアスケートが全て=生きる意味ということで出場を選択したのだろう。大切なものに命を掛けるということが分からない他の人から見ると、選手生命どころか命自身を縮める愚かな選択に思える。
それは、人それぞれの価値観の違いでしかない。

正直、オイラにブリタニーさんや羽生選手のような事態に陥ったらどうするかという答えは今は出せない。そのときを想像しても、それは単に頭の中でこねくり回した表層的な考えで、本当の選択になりえないから。
でも、最近、鬱っぽい状態になったとき、苦しくて狭窄視野に陥り、今の生活を続けて苦しむか、一か八かで今の生活を続けるのを止めてみるかの2択しか思い浮かばなくなる。
正直、死という選択肢も思い浮かべることもある。でも”死にたい”と思うのは、少し考えれば、今の生活で生きていたくないということで、生きることを止めることではないと思いいたる。そこまで思い至らなくなるほど追いつめられた状態から自死になるかなと。
鬱になったら、周りに押しつぶされそうな感じがするが、イメージで自分の内部に空気を入れてその圧力に対抗するようにしてみると、ある程度耐えられる。一番いいのは鬱になる要因を取り去ることなのだけれど、鬱だとまともな考えがでないので、一時的にでもまずは動けるようになるため、こんな対処療法をしてみている。
とりあえず死なないように動けるようになれれば、事態は動くだろうし、圧力のもとになっていたことは、思っていたほど酷い状況ではないと認識できるかもしれない。
要は、死ぬほどではないという結論になるように自己誘導すればいいのだよ。
つるかめつるかめ

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