組織でソフトウェアを作ることを考えさせられる
はてブの人気エントリーを見ていたら、ryoasaiさんのブログ”達人プログラマー”に「ソフトウェア技術者軽視のシステム開発を続けるのはもう限界かもしれない」というエントリーがあった。
特許庁の情報システムの更新に55億円をぶち込んだ挙句、結局設計さえも完成できなかったという話。
#いままでこちらのブログ知らなかったです。興味深いので読んでいきたいと思います。
#ドブに金を突っ込んでできた設計を別のシステムに流用するってニュースに書いてあるけど、何にどうやって使うんだろう?ちょっと思い浮かばない。
あと、合わせて上記エントリで紹介されているThink ITの「ここが変だよ!日本のIT」も読んでおきたい。
いろいろ思ったこと。あんまり上記エントリと関係ないことだけど。
- コンピュータシステムを作るプロジェクトは、全体を分かっている人がいないと成功しない。上位設計で機能分割してもその部分を考えやすくしただけなので、全体がうまくいくことではない。部分を作るにしても(完全にではないにしても)全体を理解するべき。
- 資料は、途中から入ってきた人にもわかるように作る。でも、立ち上げ時は分からないので作れない。後のほうになると理解が深まるけど、資料を作る時間がない。手が足りないって人を途中で投入しても口伝になるので漏れが出てきて結局適当なものになる。
- 人に教えることも下手。教わることも下手。何がわからないかわからないというのは、これは経験がないと思いつかないところがあるのかもしれない。経験者は、経験者が足りない人に何が足りないか見極めることも必要。資料があればいいというものではない。それを理解するための前提知識についてのリンクも必要
- 一番初めに教えるべきことは、何を実現したいのか。実現したいことを具体的に形にするために設計しプログラミングしてテストするのだから。仕組みを教えられて、それを理解しても、問題を発見できないし、拡張する時もどうすればいいのか分からなくなる。
- ウォータフォールもういやだ。オイラは直感的にプログラム作るタイプなんだよ。ぱっと作って色々バグが出てくる。ちょっと作ってテストしてってやりたいんだよね・・・。まあ、そういう欲求は趣味のプログラミングで解消しているけど・・・。
- 問題あったらさっさと直したい。さっさと確認したい。資料作るのめんどくさい。人に伝えるってことは難しいしエネルギーと時間が膨大に必要となる。そのエネルギーと時間を他のことに使いたい。言うなれば無駄な作業にしか感じない。でもそれが仕事なんだよなと思ってしまう。改善点であるとは思うのだけれど。
- C言語で作るのもいやだ。せめてC++にしてくれ。
- オイラも人のこと言えないけれど、勉強不足な人が多い。そして勉強しない。知識に対して熱意が足りない人が多い。家でもプログラムの勉強ぐらいしろよ。本買えよ。Webで調べろよ。
- モチベーションを維持できるような仕事のシステムになっていない。歯車の役割を求められつつ、もっと自己啓発とか意識を高くって、何を期待しているんですか?
- 管理者になってもメリットがない。少なくともオイラはそう思ってしまう。
給与もそんなに上がるわけでもないのに、管理なんて面白くもなんともない。自分の管理だって満足にできてないのに。
なんか、愚痴しか書いていないね!
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