今週届いた本

風が涼しくなってきたし、日が落ちるのが早くなってきた。
秋だなーと思いつつ、テンション低い。
なんか、やる気起きない。

（１）アウトギャップの無限試算
上遠野浩平さんのソウルドロップシリーズ。
”ペイパーカット”をおびき出そう画策するマジシャン インフィニティ柿生。”ペイパーカット”を長年載っているサーカム保険の調査員 伊佐は、いつもの執念を見せなかった。

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なんか、盛り上がりに欠ける感じ。主人公の伊佐と相棒の千条があまり活躍しなくて、インフィニティ柿生が隠れた謎っぽく立ち回ったり、周りの人たちがなんとなく振り回されたりして、熱意が薄いというか。

（２）狼と香辛料 ⅩⅦ epilogue
完結編を含む中短編集。
前巻「太陽の金貨」の数年後、ロレンスとホロがニョッヒラに居を構え、温泉宿を作り始めるなか、ホロは今までの旅でであった女性たちを招く。
ロレンスは、その行動に戸惑いつつも同じく旅でであった男性陣の招待と、コルと共に歓待の準備を始める。

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他3篇は、ロレンスが一人行商の旅に出会った老騎士の諦観の話、コルから見たロレンス・ホロの衝突の話、ロレンスとホロが一夜をお世話になった村人たちが外の話を聞きたがるというその理由の話。

ずっと読んできて、遂に最終巻ということで、ちょっと物悲しく、それでいて「みんな幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」という終わりにホッとしたという感じ。
すばらしい作品をありがとうございました。