多様性について思ったり
ふと思った事のメモ。
高等生物間の異種族交配ってなぜできないのだろう?
出来ない仕組みは、卵子が精子のタンパク質を受容できるかどうかで選別しているんだっけ、たしか。(じゃあ、その選別をぶっ飛ばして人工的に受精させたら?)
出来ない理由は、遺伝子的に有利にならないからか?
遺伝子としては、多様性を得ることによって変化に対応しやすくなるのではないだろうかと考えたり。
前提が違うか?
多様性=生存可能性が高まると考えてしまうのが違うのか。
高等生物は、社会を構成する。(縄張りで単独でいるにしても、群れとなっているにしても)
生物的に相違が大きいとコミュニケーションをとる事が難しくなる可能性が高い。鳴き声とか体の色とか。
会話は、声という音を出す器官から、特定の音声の断片を意味を持って並べることによって成り立つもので、声の音域や発音器官に相違があってもコミュニケートできる。
つまり、知能があれば多様性によって体が変化しても対応できるかもと言いたい。どんと来い多様性。
実は遺伝子は堅固なシステムではなく、ほんの少しの揺らぎが入ると(許容以上なら)崩壊してしまうのか?なので通常は変化を受け付けないようになっていて、変化が入ると生き残れない可能性が高いとか。現在、地上にいる生物は試行錯誤の上のすごいラッキーな存在でしかない・・・のかも。
もしくはそれこそ神が介在しているのか。
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>じゃあ、その選別をぶっ飛ばして人工的に受精させたら?
まあ、出来る時もあるし、できない時もある.ケースバイケースやね. ただ基本的にはできないものと考えてヨロシ.
さて、では強引に繁殖させてやると?
というやつが、ヒョウとライオンを交配させてやったやつF1(1代目子孫)がレオポン、だったり、ウマとロバをかけあわせたラバとかある. まあ、基本的には種が遠ざかるとF1はできるもんじゃない.
他方、近縁の外来種なんかは雑種強勢の原理が働いたりして現存の日本種が排他的に扱われたりすることがある.
さて多様性ということを書いているが、どの視点からの物を言うかによってこれまた変わる.例えば単一の種というカテゴリーでは他の種と交配できないかもしれないが、様々な種がいる場合、大元の目、科、属では多分化に様々な種類を作成することによる多様性、と考えることも出来るとおもうのだが.
まあ、何が言いたいのかというと、個体レベルでの多能性と多様性がごっちゃになっちゃおらんか?というおはなし.
なお、遺伝学的にはそこそこ変化したりしています.それが時にはガン、とかいった症状で出てくることがある.んで大半のゲノムは使われていないので、なんかあっても基本は影響でないし、何重にも同様な反応系があったりするので日常生活をおくる上で問題が無かったりする.
>ほんの少しの揺らぎが入る
これは、何の単位で「許容以上」と定義するのかによるが.(例:LD50とか? 投薬とかでこの量を与えると50%が死亡する値)
投稿: かっくん | 2011年7月21日 (木) 19時40分
追記だ.
なんか投稿内容をみるとじゃんじゃん遺伝子が変化しているように読めたので一応Follow.
ゲノムは紫外線や今流行なエネルギーの強い放射線、または発がん性物質で傷ついたりすることがある.んがもちろんそれを治す機能も存在する.またゲノムの配列構造から突然変異しやすい配列やしにくい配列まであるという有様.
もちろん、しにくいのは生存に関与しているところだったりするわけだが.
投稿: かっくん・追記 | 2011年7月21日 (木) 19時49分
ま、厳密なことはよくわかんないんだけども、なんかこの世界が閉塞しかかっている感じが嫌で、このエントリを書いてみたんよ。
人よ動物よ世界よ変われと。
ま、「X-MEN:ファーストジェネレーション」とか、今期のアニメ「輪るピングドラム」で”生存戦略ー”って叫んでいたりするところあたりに感化されたってところもあるんですが。
宇宙へと躍進できればいいのに!(SFの読み過ぎですな・・・)
投稿: 炬燵犬 | 2011年7月25日 (月) 22時58分
まあ、閉塞感、はわからんでもないが、なんとなくそれって考え方に依存しそうな気もする.
生物学的には人間は環境めいいっぱいに繁殖しきっているので結構袋小路にきつつあるのは理解できる.(天敵がいない状態になると環境条件が壊れるまで増殖するってやつね)
前者なら、部屋でヒッキーをしていないで外に出ろ、躁になれ(ひでぇ)ってことかな.
後者は、もうしょうがねぇ.次元踏破や宇宙開拓でもして居住空間を広くする必要がある.または過激な自然愛護家にでもなって、人間の間引きをするか.
SFの「アンドロメダ病原体」のように新種のウイルスを全世界に撒き散らすのもあり.
投稿: かっくん | 2011年7月25日 (月) 23時20分