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2011年5月 1日 (日)

世界線理論の考え方

ただのメモ。
メモにする必要もないくらいの。

前提:
(1)タイムパラドックスは、完全な同一(連続体も含む)だからこそ矛盾が発生する。ならば同一ではなければいい。
(2)多次元宇宙の同一的存在は、完全な同一ではない。故に同一的存在に干渉したとしても自らの世界に影響は無い。


世界線Aに、存在Xが過去にさかのぼった事実がないとする。
しかし、存在Xが過去にさかのぼるとしたら、その世界は世界線A'に分岐する。
世界線A'の存在Xだったものは、存在X'となり完全な同一(連続体を含む)ではなくなる。

世界線A'に来た存在Xが存在X'を殺したとしても、別の世界の存在Xが違う存在である存在X'を殺すことになるので、世界線A'では存在X'が過去にさかのぼる事実は無くなるが、世界線Aで存在Xが過去にさかのぼる事実はあり、なおかつ未来の存在Xと過去の存在Xが出会う事実はないことは成り立つ。


となると、過去を改変したとしても世界線Aはなにも影響を受けない。過去は変えられない。単にタイムマシンは別の世界線を生成するだけの代物になる。
過去の悲惨な出来事を回避しても、そのような世界(線)が生成されるだけ。
事実は消えず、悲惨な出来事が回避された世界ができたという自己満足が残る。

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