今回のアフタヌーン四季賞
毎回、アフタヌーンの四季賞の授賞作には、感心させられる。
- 大賞「不死身屋の花音ちゃん」は、出だしは訳が分からず、変な主人公の言動がいまいち好きでないと感じたりファンタジーやホラー方面なるのかとも思ったのだが、読み進めるうちに「ああ、素敵なことしているなぁ」と感じ始め、最後にはウルッと来てしまった。絵柄とキャラ立てはともかく話は大賞の名に恥じない出来だ。
- 四季賞「ヒーローの娘」は、話はベタかなと思ったけれど、テンポがいいし絵柄もいい。ヒロインは活発さと可愛さが出ていて、お父ちゃんのちょっとくたびれ感+ヒーローの力強さってのがよく描かれている。いいね。
- うえやまとち特別賞「屋上友達」は、いじめられっ子の男子が我が道しか行かない野性的で破天荒なクラスメイトの女子にあこがれるという話。(タイトルの”友達”の部分はどうなんだろ?内容にそぐわないような希ガス) こちらも話はベタ。それでもキャラの魅力(いじめられっ子の方も含めて)があるので、ぐいぐい引き込まれる。この二人の続きを読んでみたい。
いずれも洗練されてはいないけれど、かえってその荒々しい所が勢いとなってオイラを翻弄してくれる。イイね。
« 昨日・今日届いた本 | トップページ | ちっこいのにいい音が出るPC用スピーカー »
コメント