今期の作品は、竜頭蛇尾な作品が多かった。画は良いけれど話が中途半端だったり盛り上がりに欠けていたり適当な流れのものばかりでダメダメだった。(上位6作品以外のことな)
評価の高い順に並べてみる。
●狼と香辛料Ⅱ
原作スキー補正がかかっているけれど、昨今のアニメとは風潮が違っていてそれがいい味を出している。ロレンスとホロのラブラブな掛け合いもそうだけれど、商人としての知恵を回した会話の展開がハラハラして面白かった。
原作を大切して作られている良作だ。
●戦場のヴァルキュリア
初めから丁寧に作られていて好感を覚えた作品。アニメが面白かったので(ベスト版だけど)PS3のソフトの2本目購入することに相成りました(対皇太子のデカ戦車戦で止まっているけど)。
イサラの死の辺りから戦争の悲惨さを見せる方向に流れて、しょうがないと思いつつももうちょっと何とかならなかったのかと思う。
あー、あと別部隊の戦いで、ゲームで使える兵士が出てきたのはニヤリとさせる演出だった。ヴァイスが戦死したってので、戦争って辛いものを示せたと思うが、ゲームをやっていないとわからんよな。(もしくはDCのエターナル・アルカディアをやってれば・・・)
●化物語
TVKめ・・・、時間帯が変わってモンキーの最後、スネークのすべてが見られなかった。
よくわからんじゃないか。
とは言え、緩急のある(急の方が高密度過ぎて辛いものがあるけど)演出のテンポを受け入れられれば、クセがありつつも画とか演出とか最高レベルだ。
でも、終わりらしい終わりじゃないような・・・。って本当の最終回は、ネット配信かよ。
しかし、これ、原作の小説は面倒臭そうなので読みたくない。
●Phantom Requiem for the Phantom
少しゲームの流れと違ったりしてるけど、ほとんどはアレンジで受け入れられる。サイスマスター、ツァーレンシュヴェスタンとの戦いがあっさりしすぎているのがちょっと気に入らなかったし、何より最後の最後で玲二が殺されてしまうのは意味が無さすぎるところが受け入れられん。
まあ、それを抜きにしたら良くできた作品だと思う。
あと言いたいこととは、オイラはDVDゲームをやったことがあるので、声優さんがアインは南央美、キャルはこおろぎさとみでインプットされているし、その声がはまっていると思っているので、TV版はちょっと違和感を感じていた。同じCVではダメだったのかな・・・。
●CANAAN
なんだろ?画も動きもキャラも話も今期で最高クラスなのに、何か足りない気がする。いや、武内崇氏の画だから月姫、Fate/stay nigteに感じられた絶望感というか暗い重厚感がたりないってところかな・・・。
え、劇場版?
●懺・さよなら絶望先生
クオリティやら話やら前作、前前作と同じく高い。あえて何か言う必要がない良作。
木津千里の句読点が表示されるのは何のネタなんだろう?
●プリンセスラバー
主人公がかっこいいところが良かったね。最終的に話が凡百になってしまったけれど・・・。
切なさ分とエロ分がもうチョイあれば満足したのだが。
●バスカッシュ
途中で放映時間が変わって、最後の方の何話か見逃した。
そしたらアイスマンが月にいたりアイドル3人組が一緒にいたり作画が悪くなったり、話が分からなくなっちまった。
初めのインパクトは良かったのだが、終わりごろには作画が残念なことになって、ついでに話もグダグダに・・・。何が言いたかったのかよくわからない作品だった。
●咲
ありえねー必殺技を繰り出し・繰り出され、それの対抗策で自分が潰され・相手を潰して、でも何とかする・されるという、麻雀じゃなくても良いだろって感じ。
あと百合の色づけはお腹いっぱいです・・・。
しかも続き有りのひきですか・・・。
ま、そこそこ面白かったけれど。
●シャングリ・ラ
話があっちゃこっちゃに行って纏まりがなかった。敵が自然→成瀬京子→ダイダロス→メデューサ→成瀬京子ってコロコロ変わってそれでいて、解決があいまい・大雑把で話はイマイチ。
村田蓮爾さんのキャラデザってことで期待したのだけれど、まあ、普通のアニメ画になってしまったのが残念。
●真・マジンガー衝撃Z編
初めはやたら暑苦しいなと思っていたが、段々謎が気になって続きが楽しみになってきた。
で、最後は、めっちゃ続きもんやん。
●うみものがたり ~きみがいてくれたこと~
これも途中で放映時間が変わって中途半端にしか見られなかった。
緑掛ったげんなり顔は作風にあっていなかったから嫌だったけれど、画が良かった。
話はもうチョイ工夫がほしかったかも。
●大正野球少女。
大正のお淑やかでありつつも、おきゃんな少女たちの奮闘が初めは目新しくて面白かった。でも、中盤からコミカルスポ根物に落ち着いてしまったのは残念。タマにまとわりついてきた相手側の野郎(名前忘れた)が最後にどう落ち着いたのか話が無かったし。眼鏡さんと記者との恋物語もなにかあるのかと思ったのだけれど、そのまま無しだったし。
なかなか面白く見させてもらったけど、1クール物の宿命か中途半端になった残念な作品。
● ティアーズ・トゥ・ティアラ
画は良いし、キャラも魅力的なのだけど、話の奥行きさを十分に見せられなかったような印象が残る。後半は対モンスター戦で本当の敵はなんだろって感じで、最後はデカイ塔だもの・・・。
●パンドラハーツ
放映時間が変わって、ぶつ切りでしか見てないし、最終回は見られなかった。TV局は、最後まで同じ時間で放映するくらいの気概を見せろっての。ヘタレが!
結局、設定の重みに耐えきれなくて潰れてグダグダになってしまったような作品だった。
●GA 芸術科アートデザインクラス
(マンガは見たことないけど)美術系高校の4コマはひだまりスケッチとダブる。でも、美術技巧ネタが多めだったのでその点は評価できる。
そろそろ4コマ系の雰囲気はダメそうな気がしてきた。
●かなめも
4コマ漫画出身ということで、キャラにインパクトある色づけされていて、話はパターン化されているって印象が・・・。そんなに好きな作品ではなかった。惰性で見ていたって感じ。
●アラド戦記
ま、ギリギリ及第点。元ネタが諸々詰め込みのゲームだからかな、統一感がない世界の上で、ばらばらな話。画もしょうがないかという感じ。
●東京マグニチュード8.0
死はドラマティックだが、こういう使い方はなぁ。死んだ後の出会いとか会話とかどう解釈すればいいのって分からなくなる。それまでのことは無よってことだもん。変に捻らず、単純にみんな帰れて良かったねの方が、すんなり飲み込める。
フジテレビの悪い癖で、時間帯がコロコロ変わったり、有名どころを出してしたり顔でいるところとか、鼻につく。
何時も最後に「滝川クリステルが重大発表!」とかいってボソリと呟くのいらね。
もう少し話と売り込み方を考えてほしい作品だった。
●青い花
うーん。物語性がないなぁ。成長物語ってわけでもないし。
ただ、百合女子が振られて、くっついてまた振られてってだけしかないし。
画は安心して見られるレベルなんだけれど、やっぱりオイラは画よりも設定の奇抜さよりも、話の良し悪しで選ぶタイプだなと思う。
フジテレビ系はダメ。TBS系も放映時間が途中で変わって評価マイナス。やっぱTVKかテレ東だよな!
最近のコメント