先月号の続き。
高性能な省電力という相反する要件を持つ自作PCを作るってことで、どのような構成にしようと検討しております。
●扉の機器(ノートPC)
SonyのネットブックPC Vaio Wシリーズ。
巻末の「でじぱら☆ダイス」では"VAIO-type W"と書いてあったけれど、"Wシリーズ"が正しいです。
Sony(Vaio Wシリーズ):http://www.jp.sonystyle.com/Special/Computer/Vaio/W/index.html?s=ad_type5192
●電源が重要
十分な電力を安定して供給できないと、電力を必要としているときに動作が安定しなくなる。アプリケーションが途中で止まったり、OSがいきなりリブートしたりする。
また、ACからDCに変換するとき一部の電力は熱になる。これはしょうがないのだけれど、変換効率が悪いと発熱量が多くなって、熱暴走を抑え、熱による劣化を抑えるため、冷却ファンを回す必要がある。(特に一般向けの電解コンデンサは80度以上で劣化しやすくなる)
DOS/V POWER REPORT(PC電源解体新書):http://www.dosv.jp/other/0708/
デジタル生活応援サイトBCNランキング(自作PC用電源もエコの時代? キーワードは「静音」と「80 PLUS」):http://bcnranking.jp/news/0908/090803_14811.html
●80 PLUS ノーマルからゴールドまで4種類
出力が20%、50%、100%のとき、変換効率が少なくとも80%以上であることが必須。
ゴールド、シルバー、ブロンズ、ノーマルの4種類のランクがあるが、それぞれ変換効率の高さで分けられる。
BTOパソコン.com(80PLUS電源とは?):http://bto2.blog94.fc2.com/blog-entry-152.html
●CPUメーカー
今、PC系のCPUメーカーは、インテルとAMD。
昔のPCには、テキサス・インスツルメンツ、モトローラ、ザイログとかありましたな。
他にもMIPS、ルネサス テクノロジ(日立)、サン・マイクロシステムズ、HPとか。
Wikipedia(CPU製品一覧):http://ja.wikipedia.org/wiki/CPU製品一覧
●起動ドライブにSSD
SSDは、ファイルアクセスが速いので、OS、APの起動時のファイルアクセス時間が短くなることによって、起動が速くなる。
Windowsのインストール容量は、たかが知れているので下手な容量のSSDにしなければ効果が十分出る。
問題は、SSDには書き込み回数の上限があり、システムドライブにはOSやAPのテンポラリファイル、スワップファイルなど書き込む回数が多いファイルがあるので、これらを何とかHDDの方に持っていく必要がある。
ほくろぐ(SSDのセットアップ&環境設定 in Vista):http://hokusyu.blogspot.com/2009/01/ssd-in-vista.html
microsoft(Documents and Settingsフォルダの移動の仕方):http://support.microsoft.com/kb/236621/ja
●SSDの種類
SLC(Single Level Cell)型とMLC(Multi Level Cell)型のニ種類がある。
SLC型は、一つの記録素子に1ビットのデータを保持する。蓄積電荷量の検出をHiまたはLowの2値で判断する。書き換え可能な上限回数が大きい、データ保持時間が比較的長いといった特徴がある。
MLC型は、一つの記録素子に2ビット以上のデータを保持する。蓄積電荷量の検出をHi、Lowの間に中間値を設定して、2値ではなく4,8,16値といった多値で判断する。一つの記録素子に多値を持てるため単位面積当たりの記憶容量をSLCより多くできる。しかし、記録素子の劣化やノイズによって蓄積電荷量に変動が生じると保持していたデータは誤りとなる。不良となったメモリブロックは、代替メモリーブロックに切り替えられ、その代替メモリーブロックが無くなるとSSDの寿命となる。書き換え可能な上限回数はSLCより劣るが安価な大容量製品である。
Wikipedia(Flash SSD):http://ja.wikipedia.org/wiki/Flash_SSD
●500Gプラッタ
プラッタとは、情報を記録する磁気円盤のこと。プラッタの記憶密度が低ければ、枚数を多くすることにより記憶容量が増える。しかし、記憶密度が低いと読み書きのデータ量が少なくなるし部品数が多くなって故障率が高くなる。
というわけで、記憶密度が高いプラッタが少ない枚数だと、データ転送量が多くなり、故障率も下がる。これに加えて回転速度が上がればデータ読み書き量がより多くなるが、精度が必要となり壊れる可能性も高くなる。
Wikipwdia(ハードディスクドライブ#プラッタ):http://ja.wikipedia.org/wiki/ハードディスクドライブ#.E3.83.97.E3.83.A9.E3.83.83.E3.82.BF
SyncHack(HDD/term/信頼性):http://mcn.oops.jp/wiki/index.php?HDD%2Fterm%2F%BF%AE%CD%EA%C0%AD
●ビデオカード
yodobashi.comとか見るとやはりATI(RADEON、FireGL)とNVIDIA(GeForce、Quadra)が主流。3Dのポリゴンのための計算を行うためのGPU搭載されている。GeForceとQuadraのプロセッサが同じとか何とかで、設定やらドライバを変えれば安いGeForceを高いQuadraに変えられるとか何とか。でも、そんなにいいものではないとか。よくわからん。
RADEONとGeForceの違いは、ググってみると発色とかそんなところしか出てこなかった。ということは好みか・・・。
MATROX(Millenium)は、2D描画性能に優れた製品を供給してきた。市場が3D性能を重視するようになりシェアが落ちた。3D性能も改善されている製品を出した。現在最新はM-Series。
デザイナーの視点で見た3DCGのススメ:http://3dcg.homeip.net/3d_hardware/3d_Hardware_VGA.php
Wikipedia(GeForce):http://ja.wikipedia.org/wiki/GeForce
Wikipedia(RADEON):http://ja.wikipedia.org/wiki/RADEON
Wikipedia(Matrox):http://ja.wikipedia.org/wiki/Matrox
●デュアルフォーマットドライブ
IODATAのBRD-UXH6(外付け型)、BRD-SH6B(内蔵型)。
Blu-ray、HD DVD、DVD、CDに対応。2009/1/10に生産終了。後継製品ではHD DVDを使用できない。
まれはが「もちろんもう一方はブルーレイドライブです!!」と言っているけれどこの機種でもBlu-rayを使えますよ。(ついでに言うと、Blu-rayドライブはまだまだ高いんよね)
I・O DATA(BRD-H6シリーズ):http://www.iodata.jp/product/storage/blu-ray/brd-h6/index.htm
●キャプチャー
PT1とかは以前調査したので、そちらを参照のこと
●サウンドカード
マンガで書かれている通り今時なマザボはオンボードなサウンドチップを乗っけている。なので、サウンドカードを使う局面はあまりないのかもしれない。PCの内部は雑音の巣窟だし。USBで接続する物もあるので、そちらを選ぶという手もあるかもしれない。(あまり数はないけれど)
売っているものはCreative社のSound Blasterシリーズが殆どか?
パソコン ハードウェア初心者の館(サウンドカードの性能説明):http://homepage2.nifty.com/kamurai/Sound.htm
●S/PDIF
S/PDIF (Sony Philips Digital InterFace - エスピーディーアイエフ) とは、映像・音響機器などで音声信号をデジタル転送するための規格
Wikipedia(S/PDIF):http://ja.wikipedia.org/wiki/S/PDIF
近頃、調査するのが遅くなってきている・・・。仕事が忙しい所為もあるのだけれど、怠けているのも事実。気合い入れにゃ!
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