読了:紅の勇者オナー・ハリントン 8 女提督の凱旋 上
「作戦開始」
■お勧め度:★★★★☆
■対象者:スペオペ好き、有能な司令官が活躍する軍事SFが好きな方。
捕虜となったオナー・ハリントンは、民共の幹部によって巡洋戦艦で監獄惑星へと送られるが、その途中で部下の助けを得て突撃艇で脱出し、巡洋戦艦は部下の犠牲もあって破壊された。突撃艇で監獄惑星へ降り立ったオナー・ハリントンは脱出の機会をうかがう。
しかし、民共側は、オナーの行方が分からず、良くできたCGと処刑シナリオを用意し、処刑の様子をでっち上げ、全宇宙へと放送させた。
オナーの祖国マンティコア王国やオナーが領地を持つグレイソンでは、その処刑に深く衝撃を受け、復讐を誓う者たちが少なくなかった。
激しい戦いに疲弊した民共側と王国側は、体制を立て直すため、一時的に休戦状態に入っていた。その間にこの状態を打破するべく新機軸を双方とも打ち出す。民共側の弱点であった技術の遅れや体制の問題は、ある程度改善され、王国側のアドバンテージが薄れつつあった。
はたして王国側は、勝利を得られるのか?オナーは、監獄惑星から脱出して王国へと帰れることができるのだろうか?
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女提督の凱旋 上 (ハヤカワ文庫 SF ウ 16-16 紅の勇者オナー・ハリントン 8)
著者:デイヴィッド・ウェーバー |
今回は、オナーの活躍は控えめ。(監獄惑星で潜伏していたので)
そのかわり、グレイソンでのオナーの母親たちや、民共の軍事長官たちなどの活動が描かれている。
嵐の前の静けさといったところか。
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