読了:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械
『なるほど。それじゃ、僕がその目的から外れたとき、僕はどうなるんでしょうか?』
■お勧め度:★★★★☆
■対象者:TVアニメ版攻殻機動隊が好きな方。
短編が3つ。
・公安9課 荒巻課長の暗殺が企てられているとトグサがネタを仕入れてきた。裏を取っていないことを9課の面々に責められるが、イシカワがどうやら本当らしいという裏を取っていた。荒巻課長を餌に実行犯から芋づる式にテロ組織を潰そうとするが。
・タチコマで電脳自殺ウィルス≪思考爆弾≫の動作を試し、初期化・記憶復帰したそのタチコマが本当にウィルスの影響がなくなったか、県警の交通課で動作させて確認することとなった。そこで、タチコマとペアを組んだ婦人警官は元刑事で左遷されてきたとのことであった。機械を嫌うその婦人警官は次第にタチコマと打ち解けていく。
・義体製造を行う企業の専務が誘拐され、あるヒントからその専務の脳殻がすり替えられて今は別人の脳が入っているのではないかとの疑いがもたれた。一連の事件がここに収束する。
なんか、関連がほとんどない短編集なのかな(前の話の登場人物や出来事がちょっと出てくるだけ)と思ったら、さにあらず。
どのように収束するのかは実際に読んでいただくとして。
筆者は、アニメ攻殻機動隊S.A.Cの脚本チームに参加しているので、話はそっち系統だと思ってくれればOK。マンガ版のノベライゼーションじゃないので、シリアス系です。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械
著者:藤咲 淳一 |
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