もう新作が出てから2週間くらい過ぎてしまったけど、オイラの方はやっと2008年初めからのアニメを見終わった。簡単な感想を書いてみる。
大体、並び順が好きな順と思ってくれていい。
(2008/4/14追記:俗・さよなら絶望先生とバッカーノ!を追加)
■優良作・良作・秀作
●CLANNAD
丁寧に作られていて、作品への愛が感じられた。ストーリーの途中で最終回となったけど、暖かな終わり方だった。ゲームのシナリオの途中で終わったから続きがDVDで出るのかと思ったのだが、AFTER STORY制作とな。これは地上波で流れるのだろうか?
今期、最優良作だ。
●狼と香辛料
小説の第二巻(羊飼いノーラの出会いと、ロレンスの破産回避のお話)でおしまい。
原作に忠実でありながらヤレイとクロエの役を変えたりしていて色を出していたり、いいアレンジがなされていた。絵柄は綺麗とは言えないけれど、雰囲気によく合っていたと思う。
良作。
●true tears
きれいな作品だった。女の涙はずるいというが、純粋な少女の涙も、きれいが故にやっぱりずるい。
良作。
●しおんの王
原作の漫画と違うストーリーだと思ったのだけど、忠実だったのね。キャラが漫画とは違いアニメ絵っぽさがあって、違和感があったけれど、まあなれたらこれはこれで。話は終盤にかけて緊張感が増してドキドキしながら見てしまった。
良作。(アフタヌーン掲載の漫画はまだ終わっていないけれど・・・)
●ガンダム ダブルオー
思い返してみると結構、イベントがあったのだけど、あんまり話が進んでいないって感じだし、話が中途半端で終わって、なんだかね。それに、主要キャラクターを最後にボンボン殺すのは、種の頃から変わっていないヘボシナリオだな。(ん?Zもそうだっけ・・・)
エンディングがSecondSeasonにつなげるためで、いやらしいのもなんだろね。
●ガンスリンガーガール イル・トリアーノ
内容も絵柄も原作に忠実で第一期より好き。だけど、第一期の声優と替えられたのは大きくマイナス。特に義体担当官の声に違和感が大ありで最後まで気になった。
まあ、良作。
●バッカーノ!
原作の1巻(1930年)、2,3巻大陸横断鉄道(1931年)、4巻(1932年)を細切れにして見せているので、原作を読んでいないとついてけないな。でも、キャラクターは生きいき動いていたし、原作に忠実で面白かった。まあ、原作を読んでいること前提で良作。
●俗・さよなら絶望先生
前作同様なつくりで安心できたような、キャプチャー職人前提なつくりが強化されたところに絶望した。
解説ページと合わせてみるということで、良作。
●灼眼のシャナⅡ
はじめのゆったりしたラブコメ学園生活が話数としては長かったけれど、不思議とタルさは感じなかった。まあ、最後の戦いは、荒くてなんだかなと思ったけれど。
まあ、良作?
●バンブーブレード
スポーツものなのにスポ根じゃなく、楽しい剣道を見せてくれた。珠姫が、皆とコミュニケートをとれるようになり良い方に変わってくる過程や、ただ小さなころからやっていた剣道の意味(相手と自分を高めあうことの楽しさ)を見いだせたっていうのは、常道だけど見ていて気持ちいいものだ。
良作。
■普通・凡作
●レンタルマギカ
本格魔法物であり細かい設定がそっち方面を少しかじったことのあるオイラにとって、興味をひかれた。ただの光線のぶつかり合いというつまらないスレイヤーズっぽい派手な演出になってしまったのは、魔法というギミックを殺してしまってまったことで残念。
まあ、普通に見られる作品かな。
●ロザリオとバンパイヤ
お色気ものとして、面白かった。
●キミキス ~Pure Rouge~
うーん、消化できていないというか、納得行っていないというか。
星野さんと摩央姉ちゃんのドロドロな戦いがあってもいいかなと思ったのだけど、みんな自分ではなく他人の思いを尊重しようとして話がややこしくなっているし。というより、なんで、はじめ光一は星野さんがいいと思っていたのに、途中で摩央姉ちゃんになびくかなぁ。途中で気づいたってことなのか?相原一輝と二見さんの付き合いの方が好ましいや。
ゲームはめんどくさそうなのでやっていないけど、どうなんでしょう。
●AYAKASHI
アヤカシがスタイリッシュでかっこよいアレンジがよかった。シナリオは最後になっておおざっぱになってしまったのは残念。
●シゴフミ
死神のバラッドみたいに死をテーマとした良い話系かと一話目を見たのは良い思い出。ドロドロとしたものが出てきたときにはにやりとした。最後のフミカの生い立ちもドロドロするかと思ったら、自分の思いをぶちまけて前向きに生きていきます、という結論に収まってしまって、方向が違うような思い出いっぱいです。
原作未読なので、読んでいたら違った評価になるのかな?
●H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~
第一話を見逃したのは痛い。主人公の弘瀬が盲目であって第一話で見えるようになったということを知らなかった。最終話の3話前にWikipediaでやっと知ったし。
その途中の話は目が見えている弘瀬とヒロインが繰りなす普通の恋愛AVGそのままで、ヒロインたちのトラウマを癒して云々ということで、評価は普通だなぁ。
んで、最後に弘瀬のトラウマ云々で今まで我々が見てきた弘瀬の目が見えていた話が、初めから目が見えなかったことになってしまって、どのように解釈すればいいのか困ってしまった。最後も、復活しておしまいってのも、オイオイなんでもありだなと思ったよ。
消化できない・・・。どういった考えでこういうシナリオにしたのか作成者の解説を希望。
●ブルードラゴン
うーん、日曜朝の番組らしい。それ以外は、思い浮かばない。まあ、最後は熱くなれたかも。続編はまだ見ていない。
●獣神演武
中華武侠物ってところで似たものがあったような。ヘタレな統治者が主人公の敵にその権力を奪われて、敵が傍若無人な振る舞いをするのを主人公が許せず、結局その強大な敵を倒して、統治を元の統治者に任せて静かな生活に戻る。んで元の統治者も成長しているっていう話。うーん、キャラクタが好きになるか否かで評価が分かれるだろうな。
凡作。
●逆境無頼カイジ
なんかいちいち引っ張りが長すぎて話の展開がタルイ。原作は未読なので比較できないけれど、”ざわざわ”がいまいち。
凡作。
●君が主人で執事が俺で
途中から録画時間の問題で見ていなかったけど、まあ問題ない。最後にいい話にまとめあげたけど、この作品の色はドタバタギャグだよね?それとは違う方向に向かうのは駄目だろ。
まあ、普通かな?
●墓場鬼太郎
淡々と人生の理不尽さを描いたというかなんというか。これはこれで面白いのかもしれないけれど、まあ、決して本流になれないニッチアニメだな。
●破天荒遊戯
途中で見るのを止めたが最終回は見てみた。話がわからん。シナリオは糞だが、演劇風のセリフ回しがおもしろかったのと、ヒロインがサバサバしていて気持ちがよかった。
■駄作
●みなみけの人々 おかわり
前作の印象が固定されてしまって、変な演出が気になってしょうがねぇ。原作のままなんだろうけどねぇ。
●ドラゴノーツ ザ・レゾナンス
いまいちよくわからんストーリーだった。ノアが会いに来て逃げてってのが繰り返しだったし、タナトスが最終ボスなのに、内部抗争ばかりが終盤まで出てきて、グダグダな話で面白みがなかった。指令やらタチバナ・カズキやらコロッと手のひらを返して、なんだかなぁ。
駄作。
●オーバン・スターレーサーズ
うーん、外国と日本の共同ということで話がおおざっぱ。オーバンチームがなんでファイナルレースに出られたのかイマイチ理解できなかったし(ご都合主義?)、最後のでっかい設定によってレースなんてどうでもいいじゃんって感じになってしまったので、唐突感が。ところで、このアニメのCDは出ないのかな?OP・EDは菅野よう子さんプロデュースなのに。
駄作。
●BUS GAMERS
これは、ギャグとしてみるしかないだろ。OPが”ちゅちゅちゅるちゅ”って始まるなんて、80'sかよ。しかも内容も古臭い。キャラの性格やら設定やらも格好よくしておけばいいやって感じで、戦う相手の設定がまるでない(というか考えてもいないだろ)馬鹿シナリオで面白みがまるでない。
絵がまあまあ良いくらいで何も評価するところがない駄作。
2008年春の新作アニメの感想は、来週か再来週あたりに消化したあとに書きます。
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