読了:召喚士マリアな日々 花束編
「やっぱり、あなたには完敗だわ」
■お勧め度:★★★★☆
■対象者:モンコレシリーズが好きな方。元気でドジな女の子のドタバタが好きな方。
召喚士マリア短編集 完結編である第四弾です。
四編の話が収容されてます。
・シャルロッテの誕生会に誕生日が近いということで一緒にお祝いすることとなったマリア。お金持ちで名士の家であるシャルロッテの誕生会はものすごく豪華で、田舎者のマリアには所在がなかった。豪華な誕生会であるがシャルロッテの両親が不在の誕生会にシャルロッテは寂しそうであった。そこにシャルロッテの両親に恨みがある召喚士が会場を占拠する。
・怪盗の調査のため<大学院>へと通うマリアであるが、そこは仕事が有る身。飛び飛びにしか授業に出られず、しかも入学試験に落ちたおバカなマリアに、進学試験の魔の手が伸びる。
・バレンタイン王子デーは、男が好きな女の子にチョコレットを愛とともに渡す日。ゲイの堕天使フレイムがマリアの同僚アルフレッドに手作り媚薬入りのチョコレットを渡そうと作り始めるが、まかり間違ってアンデットを呼び込む煙がモクモクと。
・家出したマリアが心配な伝説級の召喚士イエルお父さんは、ちょっと娘の様子を見に聖都サザンの近くまで来たが、そこで捕まってしまう。近日中に公開処刑になることを聞いたマリアは落ち込むが、持前の行動力を発揮してイエルを助け出す算段を始める。
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いや、なかなか面白かった。最後の話は懐かしいイエルが出てきて、しかも親ばかときたもんだ。そして、最後にふさわしく怪盗アルカンシエルとの決着も付くし。しかし本編が全然進んでいないのに、短編集ばかりがぼんぼか出るのはいかがなものか。
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