好きで働いてもイイじゃないか
経済とか経営なんてまったく勉強したことがないんだけど、以下の二つのブログを読んで思ったことを書く。
おごちゃんの雑文「技術者の給与が相対的に安いらしいが…」
分裂勘違い劇場「「好きを貫く」よりも、もっと気分よく生きる方法」
お二方ともそれぞれのスタンスを持っているのだろうけど、自分の仕事、または前にやった仕事について、好きだったのだろうけど今となっては嫌いになってしまったというように読めてしまった。
”おごちゃんの雑文”は、まとめると「資本主義は物を売って金を得るのだから、物を売らない技術者は、会社にはいらない。」ということになるのだが、これって労働のことを考慮に入れていないと思う。労働を資本者に売って対価を得るのが労働者であり、その結果の生成物(原料や加工物、サービスなど)を営業の労働により、消費者に売って対価を得る。資本者は、保持している資本(土地、建物、ネームバリュー)を使うことを労働者に許可して、その上前をピンはねする。
技術者は、技術力=労働力を売っているわけで、営業は物を売る労働力を売っているわけであり、根本的には同じことなのだ。
では、技術者と一般職の給与の違いがでるのは、なぜかというと専門色が強い特化した労働力は誰でも持っているわけではなくて、必要性が高くレアタレントになればなるほど、需要に対して供給が少なくなり、結果、給与が高くなるからである。
んで、日本の技術者の給与が相対的に安いのは、需要と供給のバランスがそのようになっているからではないのか?(企業が給与を高くしてまで、人材が欲しいわけではないからなのだろう。というか、今いる人材を馬車馬のように働かせればなんとかなるからとか。)
”分裂勘違い劇場”は、話があっちこっちに飛んでまとまっていないのだけど・・・、「強制されて好きなことをするのは、もう苦痛でしかない」ということで、体制に反対するヒッピー文化のようにも読めなくもない。なら「強制されて嫌いなことをする」ならば、良いのか?マゾですねぇ。←そんなことは書いていない。
というよりも、入社3年目で一人前になった社会人が「仕事するのマンドくせーなぁ。給与が安いしよぉ。そもそも、俺は(ry」と愚痴っているのと、同レベルに見えてしまうのは、オイラがそう言う心理的状況になっているからなのだろうか。:-p
まあ、嫌いなことを職業にするより、好きなことを職業にした方がナンボもマシじゃないか。それに、仕事ばかりが人生じゃないじゃない。趣味とかで憂さ晴らしするなりすればいいと思うのだが。
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