でじぱら(電撃大王 2007年12月号)の用語について調査
今回は、CEATECでいろんなAV機器の新製品や参考出品を見に行ったAV倶楽部一向であった。(結構、項目数が多いので調べるのに手間取ってしまった)
●CEATEC
サイトによると「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン)は、アジア最大級の規模を誇る映像・情報・通信の国際展示会です。
毎年、10 月に幕張メッセで開催されるシーテックには、国内および海外を代表するIT&エレクトロニクスの関連企業および団体が参加。時代の先端を行く最新技術や製品を発表、デモンストレーションします。さらに企業トップやキーパーソンによる講演やセミナーも開催。近未来の生活を彩るテクノロジーをCEATEC JAPAN ではIT&エレクトロニクス産業の最新トレンドがまとめて体験できます。」とのこと。
2007年のCEATEC JAPANは10月2日から6日まで幕張メッセで開催された。
CEATECとは、Combined Exhibition of Advanced Technologies- Providing Image, Information and Communications の略
CEATEC:http://www.ceatec.com/
●LVP-HC6000
三菱電機ホームシアタープロジェクター(メーカー希望小売価格:オープン 発売日2007年9月28日)
静音性19db、HDMI Ver 1.3 2入力搭載、1/60秒単位のアイリスを制御が特徴。
サイトでは「映像中の画面の明るさや暗さに合わせて投影する光量を自動制御するオートアイリス。HC6000では高速・高精度の自動制御を実現した新開発オートアイリスを搭載。これにより、明暗シーンの連続チェンジにおいても瞬時に追随して黒を沈め、それぞれのシーンを忠実に再現します。また、独自のコントラスト制御を組み合わせることで、黒の沈みとピーク感を両立しています。」とのこと。
コントラスト比は12000:1(オートアイリス)。明るさは800lm。
アナログRGB(ミニD-SUB15ピン)1系統、HDMIVer1.3 2系統、コンポジットRCA端子1系統、S端子1系統、コンポーネントRCA端子1系統。1080pまで入力可能。あっ、PALもOKなんだ。使い道ないけど。
三菱:
http://www.mitsubishielectric.co.jp/projector/home/products/lvp_hc6000/index_b.html
11月9日現在の最安値は、342,000円(価格.com)より :http://kakaku.com/item/00883011013/
●DLA-HD100
ビクターのD-ILAホームシアタープロジェクター
希望小売価格840,000円
売りは、ネイティブコントラスト30,000:1(輝度600lm)。明るいシーンではアイリス(絞り?)が開き、暗いシーンではアイリスが閉まることによって、黒浮きを抑える。
HDMI2系統、コンポ-ネント端子(3RCA)1系統、S端子(ミニDIN4ピン)1系統、コンポジット端子(1RCA)1系統。これも1080pまで入力可能。同じくPALもOK。
ビクター:http://www.jvc-victor.co.jp/projector/dla-hd100/index.html
●LEDバックライト
近頃は良い高光度の白色LEDがあるから実現可能なんだね。白色といっても直接出すわけではなく、青色ダイオードで発行した光を蛍光体に当て白色にする方法と、光の三原色(赤、青、緑)それぞれを光らせて白色に見せる方法がある。150ml/Wとかあるらしい(蛍光灯は100lm/Wとのこと)。よくわからない単位だけど。
白色LEDは3.5V、20mA程度らしい。ライトとして使うには複数個必要となるので、単純にこの電力だけではないのだけど。
●冷陰極管 CCFL
CCFLは、Cold Cathode Fluorescent Lampの略。
陰極管は、電子を放出し、水銀蒸気に電子が衝突することによって紫外線を放射、紫外線が蛍光剤にあたり可視光を発光する。
冷陰極管は、電極の電子放出を一般の蛍光灯(熱陰極管)の熱電子ではなく、高電圧をかけることによって行う。冷極管駆動インバータによって、高電圧を作り電極間で放電する。
構造が簡単でコンパクトにできる、長寿命、消費電力が少ないなどの特徴がある。しかし熱陰極管より冷陰極管の方が、発熱量が多い。
グレートチップ・ジャパン株式会社:http://www.tlm.co.jp/web/gijyutu/ccfl.html
●IV-R1000
日立 iVポケット搭載 デジタルチューナー。
ハイビジョン放送が取れるHDDレコーダー。HDDはiVDR-Sを使い、着脱可能。iVDR-Sの差し込みポートであるiVポケットは2つあり。
iVDR-S 日立マクセル製のデジタル機器のコンテンツ保護技術(SAFIA)で著作権保護技術を実現した高度なハードディスク。
iVDR-Sは最大容量は160GBで、160Gって中途半端だと思うのだけど(最高画質のデジタルハイビジョン画質を約15時間、最低画質のVHS3倍モード画質で約200時間)、撮って見終わったら気に入ったもの以外は捨てるならこれでもいいのかな?
日立 IV-R1000:http://av.hitachi.co.jp/tv/dgtuner/index.html
日立マクセル ハードディスクiV:http://www.maxell.co.jp/iv/
●KUROは先月で調査したからそっちを見て。
●RD-X7
東芝(パナソニック)MPEG-4 AVC/H.264エンコーダー搭載のBDレコーダー
・デジタルWチューナーと大容量HDDを搭載
・デジタルハイビジョン放送のMPEG-2 TSをMPEG-4 AVCに変換する「HDトランスコーダー」を搭載
・i.Link(TS)を備え、対応したVARDIAなどから録画番組を取り込み、編集してディスク化できる
・DMI端子は「レグザリンク」に対応するほか、1080/24p&Deep Color出力をサポート
・デジタル放送のコピーワンス規制緩和にも対応することも検討中
・HD Rec対応。でも詳細は不明
Phile Web:http://www.phileweb.com/news/d-av/200710/03/19550.html
AV Watch:http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071002/ceatec03.htm
プラスディ:http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0710/03/news007.html
Wikipedia(HD DVD→HD Rec):http://ja.wikipedia.org/wiki/HD_DVD
HDD DVD ヴァルディア:http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/products/hdd/rd-xd92d_72d/index.html
●レグザリンク
レグザリモコンひとつで接続機器をコントロールできる。HDMI(HDMI CES=Consumer Electronics Control)で接続できたり、USB、LAN接続も可能みたい。推奨機器のみだけど。
以下、東芝のサイトから。
「レグザリンク」は、<レグザ>とHD DVDヴァルディア、AVノートPC Qosmio、オーディオシステムなどの「レグザリンク」対応のデジタル機器をつなぐと、レグザリモコンひとつで接続機器に保存している番組の再生や録画などができるという機能です。
外部接続した機器をあたかも内蔵しているかのように操作することができます。レグザリモコンの「レグザリンク」ボタンを押してメニュー画面を開き、やりたいことを選ぶだけで、接続した機器の操作が簡単にできます。
HDMI連動の他、<レグザ>Z3500シリーズについては、USB接続、LAN接続で接続した機器についてレグザリンク機能が使えます。
東芝 レグザリンク:http://www.toshiba.co.jp/digital/regzalink/
★「レグザリンクはTV換えると見れなくなるのがねー」→
この発言の真偽については検索しても、それらしい記述が見つからなかった。本当なの?
●DIGA
パナソニックのフルハイビジョンブルーレイディスクレコーダー(BW900,BW800,BW700)、ハイビジョンDVDレコーダー(XW300,XW100,XW200V)
BW900は1TB、XW300は500GBのHDDを搭載している。
DRモード(従来の録画モード)の4倍長く録画できるHEモードを追加している。HEモードの他にHXモード、HGモードも追加された。ブルーレイに保存すると、50GBのBRだとHEで約18時間、DRで約4時間20分となる。DVD9.4GB(両面)は、HEで約3時間20分、HGで約1時間24分保存できる。
パナソニック:http://panasonic.jp/diga/
★「HDD内でトランスコードできるんですか?」→MPEG-4 AVCエンコーダーによって、HDDに撮った物をエンコードしなおすことができるかという意味だろうか?ならば、できない模様。
★「コンテンツによって使い分ける感じではないでしょうか?」「使い方次第ね・・・」→HEモードの使いどころが難しいということなのだろう。
●XEL-1
ソニーの有機ELテレビ。11V型で200,000円なり。
ELとはElectro-Luminescenceの略。ELは電圧をかけると光る物質のことで、ぶっちゃけLEDとおんなじ。有機物(ポリマー)でつくったELを有機ELという。
昔は、あまり明るくない、寿命が短いなどの問題があったが、今は実用に耐えるようになったのだろう。
EL自身が発光するため、黒浮きが無い、視野角が広い、薄くできる、応答速度が速い、バックライトが要らないので消費電力が抑えられる、などの利点がある。
SonyDrive:http://www.sony.jp/products/Consumer/oel/
Wikipedia(有機EL):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9F%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9
●FED、SED
FEDは、電界放出ディスプレイ(Field Emission Display)のこと。
ドット単位のCRTがあると考えるとよいかもしれない。CRTは熱電子を放出するけど、FETはドット単位のマイクロディップという小さな尖った冷陰極から(陰極を加熱することなく)電子を放出して蛍光体にぶつけて光らせる。
マイクロディップをカーボンナノチューブを使った方法とか考えらあれているって。
SEDは、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(Surface-conduction Electron-emitter Display)のこと。FEDの一種。超微粒子膜により作ったナノオーダーのスリット間に電圧をかけトンネル効果により電子を放出して、蛍光体にぶつけて光らせるさせる。(よくわからん)
いろいろ大人の事情とか問題があって販売されるのはまだまだ先のことになりそう。
Wikipedia(FED):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%95%8C%E6%94%BE%E5%87%BA%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4
Wikipedia(SED):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A8%E9%9D%A2%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E5%9E%8B%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%94%BE%E5%87%BA%E7%B4%A0%E5%AD%90%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4
●Cafe CROISSANT ROYAL
カフェ・クロワッサンは、株式会社物産ロイヤルの運営するベーカリーカフェ。
ランチパックで520円とか。
幕張から帰って来たとして場所的に考えると新橋店か?
カフェ・クロワッサン:http://www.cafe-croissant.jp/
●「プラズマは光らなければ黒は黒」
電極間にある希ガスに電圧をかけると紫外線が発生し、その紫外線で蛍光体を発光させることによって表示する。
蛍光体を紫外線で光らせるのは、蛍光灯とおなじ仕組みだな。紫外線の発行方法は、蛍光灯は水銀を使っているところが違うけれど。希ガスを使うってことはネオン管とおなじ?
HITACHI Wooo サポート:http://av.hitachi.co.jp/tv/qa/plasma/p01.html
(「希ガスが化学反応を起こす」って・・・。電離って物理的な反応では?)
●VA、IPS、TN
VAは、Vertical Alignmentの略。液晶パネルの液晶分子の配列方向が、電圧がかかっていない時パネル方面に対して垂直方向を向き、電圧をかけるとパネル面に対して平行になり光を通す。
IPSは、In Plane Switchingの略。液晶パネルの液晶分子の配列方向が、パネル面と平行方向に並んでおり、電圧をかけると液晶の方向が(パネル面と平行に)回転する。これにより偏光した光が得られ、偏光フィルタにより遮断・透過を制御する。高視野角で明るい代わりに黒の時でも光が洩れる。
TNは、Twisted Nematicの略。液晶パネルの液晶分子の配列方向が、パネルと平行に両端で90度ひねられるように挟まっている。電圧をけけていないと光を透過させ、電圧をかけると光を遮断する。駆動電圧とコストが低いが視野角による色変化や輝度変化が大きい。また立ち上がり(黒→白)の応答速度が遅く立ち下がり(白→黒)が早い。
IT用語辞典 e-Words(VA):http://e-words.jp/w/VAE696B9E5BC8F.html
Wikipedia(IPS):http://ja.wikipedia.org/wiki/IPS%E6%96%B9%E5%BC%8F
ITmedia+D:http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0510/07/news002.html
TFTってのもあったよな?
●「ブラウン管だって種類があったでしょ?」
ブラウン管の基本構造は、電子銃から電子線を放出し、RGBの1ドットに蛍光体に当てて発光させる。基本はこれだが、1ドット以外に電子線が当たらないように、マスクをする。その方法で上記に示した種類に分かれる。
例えば、アパーチャーグリル管、スロットマスク管(直線状)、シャドウマスク管(方形や円形)。
会社別では、ソニーのトリニトロン管、三菱電機のダイヤモンドトロン管、NECのクロマクリア管とか。
なお、ブラウン管は電子線を放出するために高電圧が必要なためコンデンサに充電しており、電源を切っても長期間の残っている。素人が分解すると非常に危険!
Wikipedia ブラウン管:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E7%AE%A1
Wikipedia ハイビジョンブラウン管テレビ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E7%AE%A1%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93
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