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2007年10月20日 (土)

とりあえず、一段落ついた

仕事のことなんだけど、うちの会社では、OJTの一環として入社3年目位の社員を対象に、論文を書かせ発表させる。
オイラは指導員となって指導していたのだが、昨日、一回目の発表が終わった。(評価が高かったらもう一回、決勝戦が残っているのだけど)

論文のネタとしては、その時 従事している仕事の内容についての紹介や改善、はたまた仕事とは関係ない(でもIT技術的なことで)興味を持っていることについてが用いられる。
評価は、課長クラス以上のメンバが複数人で行うので、特定の話題について評価が高くなるわけではないけど、代わりに読者にいかに興味を持たせられるか、結論までの説明が分かりやすいか(話の流れがちゃんとできているか)、筆者は何を得られたかということが重要になってくる。

入社3年目というと、仕事を覚えたけど効率的に行う方法が分かっていないので、かわりに時間を使ってこなすといった時期である。その時期に論文を書かせるということは、さらに時間をつぶすことになるわけで、結構不評なのだが。指導員もパワーを割かなくてはならないし、辛いところではある。
では、メリットが無いかというと、そうではない。上にも書いたけれど3年目は効率的に行う方法が分かっていないので、論文を書くことによって、簡潔に論旨を伝える方法を身に付けられる(指導員が矯正できればだけど)。
また、発表も、論文から15分程度に収まるように纏めるという作業によって、なにに論旨を持ってくるかを検討して、相手に伝えるかということを覚えられる。大勢の前で発表できるというのも度胸が付くし。
でも、辛いことにかわりはないのだけど。

では、今回の指導員としての反省点と次に向けて覚書をば。

  • 要所で方針を示すことはしたけれど、論文作成者の思うがままにさせていた。ちょっと放置しすぎたかもしれない。これによっての弊害は、論文作成者の能力が高かったからか、あまりなかったのだけど、スケジュールの見立てが甘く、成果物の完成が遅れる傾向にあった。とくに発表については練習時間があまりとれなかった。
  • 論文作成者の能力が予想より高かったので、ちゃんと完成できたが、ダメな子だったらどうなっていたかわからない。(オイラはグダグダだったからな) スケジュールは日程を基準に検討することも大切だけど、実現ベースで考える必要もある。ダメな子だったら予定と進捗、問題点を報告させるプロセスが必要なのかもしれない。
  • 論文の内容はやっぱり、「機能改善」についてが書きやすいし分かりやすい。「製品紹介」となると知っている人はつまらないし、知らない人には上手く説明しないと伝わらない。なにより結論をどこに持っていくのか分かりづらく、論文を書いていると話題がぶれてしまう。「興味のあること」についても同様。
  • 結論に何を持ってくるのか、どう持ってくるのかを決めていないで書き始めると、何を書いていいのかわからなくなるので、初めに書きたいことを決めさせ概要を作り、それをもって話の流れを決め章分けする。内容の微調整は必要だけど、書き始めたらその方針は変えない方が良い。基礎の部分を直し始めたら、ガタガタになる可能性が高い。
  • 発表前の指導員の前口上で論文発表者来歴を言っている人がほとんど(オイラだけ言っていなかったよ)だったのだけど、あれ、必要か?論文にリンクしないし興味ないよ。
  • 軽く冗談を入れたけど、だれも笑わなかったのでがっかりきた。(観客を十分見る余裕はなかったけど) 発表の場に出ると結構 緊張するから、下手に憶えてアドリブで行こうすると頭が真っ白になる可能性が高い。アンチョコはしっかり作ってそれを読むだけに専念した方がいい。 アドリブはもっと場慣れしないと無理だわ。

ま、何はともあれお疲れ様でした。君の論文は誇っていい出来でしたよ。(見ているかわからないけど)

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