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2007年8月11日 (土)

読了:反逆者の月

「さすれば、なぜそのことをわたしに隠しておられた?」

ミリタリィSF 「反逆者の月」を読了。
はるか遠い昔、宇宙には第四帝国という星間連合体があり、正体不明の敵対種アチュルタニと戦うために超弩級宇宙戦艦を派遣していた。しかし、内部で反乱が発生し、艦長は苦渋の決断として艦内に致命的な毒と放射能をばらまくことによって反乱者を含む全乗組員を追い出し、AIに後を任せ、艦長は死んだ。
それから5万年後。地球に降りた乗組員は地球人として子孫を作り、反乱者はすぐれたテクノロジをそのまま使い5万年の時を生きた。
主人公コリン・マッキンタイア少佐は、月の探索途中で正体不明の飛行物体に拉致され、月の中にある宇宙戦艦ダハクに連れ去られる。そこで第四帝国の軍人の子孫であることを告げられ、今までの顛末とアチュルタニが地球に近づいていることを告げられる。
コリンは、ダハクの艦長の任を受け入れ、地球に潜んでいる反逆者を鎮圧する作戦を一人で開始する。

反逆者の月 Book 反逆者の月

著者:デイヴィッド・ウェーバー
販売元:早川書房
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作者は<紅の勇者オナー・ハリントン>のデイヴィッド・ウェーバー。
オナー・ハリントンは、宇宙空間での艦隊戦が主であるが、本作品は高度な技術を使った兵器による一方的な破壊、そして地球上での攻城戦(?)。
地球に降りたコリンは、孤軍奮闘するのかと思いきや反乱者から改心した一派とコンタクトが取れ、自分の軍隊を得られる。そして、あまり活躍しない・・・。
ヒーロー物を期待してしていると肩透かしを食らうことになる。オナー・ハリントンとおなじようなミリタリィSFを期待している人はぜひ(ちょっと雰囲気が違うけれど)。

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