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2007年8月 4日 (土)

読了:タムール記6 天と地の戦い

「いくつか報告を受け取りましたが、どれもみな簡潔すぎましてね」

タムール記の最終巻(第6巻) 天地の戦いを遂に読了。
敵軍を壊滅状態にしたスパーホーク一行。次は敵の手の内にある切り札のエラナ女王と侍女アリーンを、救出すべく策を講じた。監禁されている場所にたどり着いたが、寸でのところで敵の親玉であるシルゴン神がおわすシネスガ国に連れ去られてしまう。シネスガ国はシルゴン神が外部から遮断しており、隠された道でしか辿り着けない。
はたしてスパーホークはエラナを助け、シルゴン神を倒すことができるのだろうか。

 

天と地の戦い Book 天と地の戦い

著者:デイヴィッド・エディングス
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ベーリオンをめぐる戦いはこの巻でついに完結する。そして、スパーホークのアナーカーとしての役割の意味も示される。(ここで示されなきゃどこでだすっつーの)
後半は、終局に向けて各地にいるメンバーごとの出来事を並行して書くために、細切れの章(段落?)がどんどん場面転換して、目が回る。似たような名前が多いので誰が誰やら。

同じ作者のベルガリオン物語・マロリオン物語と比べると、根本は”大いなる力を担う者”という点で似通っている。主役が自分の為すべきことが分かっているか分かっていないかの違いくらいなのかな?
登場人物が皆、雄弁で会話の掛け合いが楽しいのも、この作者の特徴だね。女性陣は、パワフルで我が道を行くって感じで男性陣を振り回すところは変わらずで、男性陣は、そんな所をさもあらんと受け入れる。会話が主体なので、ジョークとかを散りばめてあって、ぎすぎすしたところはないのは救い。
もうスパーホーク達にチョイ慈悲ってものがあれば、ベルガリオン物語・マロリオン物語と同様に万人にお勧めできると思うんだけどな。

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