今月号の「でじぱら」は、けんじ君がラジカセ欲しいということを受けて、オーディオ談義となりました。説明が足りないので分かり辛い・・・。
やっぱり解説頁が欲しいなぁ。
●ミニコンポ・ミニコン
低価格・多機能・省スペースを目的にアンプ、スピーカーとCDプレイヤー、MP3プレイヤー、MDデッキ/カセットデッキ、ラジオチューナーなどをセットにして一般向けに販売されているオーディオ機器のこと。まあ、高級(=高価格)をうたっているものや、最低限の機能なものもあるけれど。初めから一体となることを目的としているので、コントローラがひとつで済ませられるし、機器間の連携がちゃんとして楽である。
対して単品オーディオは、アンプやスピーカー、CDプレイヤーなどユーザが好みでそれぞれを購入する。素人さんには入っていけない(入ってはいけない?)世界である。スペックがこうとか、XXはいいYYはダメとか言い合う世界でもある。(音の好みは人それぞれだし、感覚的なものに絶対はないのに・・・)
ミニコンポとミニコンについての明確な違いはなさそう。(ググってみたけれど、定義については見当たらなかった)
●MD(MiniDisc)
デジタルオーディオ記録用の光磁気ディスク媒体。磁界変調オーバーライト方式により非可逆圧縮で記録される。
録音モードはステレオとモノラルがあり、モノラル録音は、ステレオより2倍の長さの録音ができる。(録音機材が対応していないとモノラル録音はできない)
★LP2、LP4
MDLP(MiniDisk Long-Play mode)は、通常の音楽MD規格の上位規格で2倍または4倍の時間(MDのステレオで80分ディスクが、160分、320分)の録音ができる。圧縮形式を変えたものなので、従来のMDディスクを使用できる。(ただし旧MD規格の機器ではMDLP規格で録音したデータは再生できない)
Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF
●カセットテープTypeⅠ(ノーマル)、TypeⅡ(ハイポジ、クローム)、TypeⅣ(メタル)
正式にはコンパクトカセット。磁気媒体を(アナログで)磁化させて録音し、その磁化を読み取り増幅することで再生する。TypeⅠ、Ⅱ、Ⅳの違いは、磁性体の種類で周波数特性が違ってくる。
TyprⅢ(フェリクローム)は、メタルに駆逐されてしまいほとんど普及せずに絶滅したんだって。
Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88
●dcc(Digital Compact Cassette)
フィリップスと松下電器産業が共同で開発したオーディオ規格
カセットテープと同サイズのテープにデジタルデータを記録する。
DCC機器は、カセットテープとの互換性持っており、カセットテープの再生可能。
日本dcc保存協会本部:http://drittereich.dyndns.org/audio/DCC/DCC.HTM
Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88
●ユニバーサルプレイヤー
(「でじぱら」の脚注にあるとおり)CD,SA-CD,DVD,DVD オーディオの再生に対応した多機能プレイヤー。複数の再生方式をサポートするため回路の共通化をしてコストを抑えると思われ、単品オーディオ機器より音質や画質が劣るといわれている。しかし、高級品になるとそんなことはないらしい。
IT+PLUS((2)すべてはここから始まる――「神のユニバーサル・プレイヤー」):http://it.nikkei.co.jp/digital/column/asakura.aspx?n=MMITer000028062006
★SA-CD(SUPER AUDIO CD)
通常のCDはPCM方式(Pulse Code Modulation方式。音の波形を単位時間で分割してその振幅値を記録・再生する方式)で音を記録するが、SA-CDはDSD方式(Direct Stream Digital方式。周波数が高いとき密、低いとき疎を示すように記録する。)
簡単にいうと、CDはAMラジオとおなじ、SA-CDはFMラジオとおなじ。
でもまあ、いくら音が良いといっても媒体がないと聞けないわけで・・・。出ているものは、やはりクラシック系が多い。一般向けなJ-POPとかはSONY系列のアーティストばかりなのかな?
ちなみに、SA-CDはPLAYSTATION3でも再生できます。
SUPER AUDIO CD:http://www.super-audiocd.com/aboutsacd/format.html
★HDCD(High Definition Compatible Digital)
HDCDは従来のCDとの互換性を保ったCDの規格。通常のCDは16bitでエンコードしているが、HDCDは20bitでエンコードしている。音の波形の振幅値を細かく記録すればその分、高い周波数や微妙な変化に対応できるという道理。2の4乗=16倍細かく記録できるということなのでしょう。問題は、日本では非常にマイナーだということ。てまりん、けんじ君にその手の説明なしに買わせるのは詐欺ですよ・・・。
ちなみにこの規格はMicrosoftのものなので、Windows Media Player9以降でデコードできます。
Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/HDCD
Microsoft Windows Meida:http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/forpros/hdcd/hdcdabout.aspx
●エレスタット
ソニーが独自技術で開発した高音・低音ともに素晴らしい再生力を誇るスピーカーのこと。静電気で薄い振動膜を直接ドライブして、空気を直接ふるわせることができるから原音そのままを再生できるとのこと。
#2007/9/7追記:エレスタットとは、静電=エレクトロスタティックの略。
SONY APM SPEAKER HOME PAGE:http://homepage2.nifty.com/k-ooki/apm/sa-s1.htm
●プリメインアンプ、アンプとかそのへん
ここら辺はよくわからんし面倒なので、適当に見つけたリンクを見てくれ
・プリメインアンプ、パワーアンプ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97
・CDT
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9956/audio/audio003.html
・DAC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB-%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%AD%E3%82%B0%E5%A4%89%E6%8F%9B%E5%9B%9E%E8%B7%AF
●ダイナミックレンジ
信号の再生能力を示す数値。信号の最小値と最大値の比率を単位dBで表される。
音に歪みやノイズが入らない状態の音が出ていない時と、最大音量(周波数?)を比率として示したもの?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8
ちなみに部室にあったカセットテープデッキは、aiwa XK-S9000 と思われる。
STEREO CASSETTE DECK ¥135,000
http://k-nisi.hp.infoseek.co.jp/xk-s9000.html
初心者向けの解説は来月号に載るのかなぁ?
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