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2007年2月 4日 (日)

意識はどこにあるのか?

分裂勘違い君劇場「意識の謎を解いてみました」(←2007/2/5変更:題名「茂木先生ごめんなさい><。意識の謎を完全に解いてしまいました。」から変更されたようです。)を読んで、触発されました。哲学な話は、好きだなぁ。とはいっても、書いてあることを全て理解していないので思ったことを殴り書き。

この手の話は、意識の定義をはっきりしないと結局、意見の相違が出てしまい、話が平行線になりまとまらなくなる。分裂勘違い君劇場で書かれている意識とは、色を感じるとか行動とか、その様な人間の思考活動を指すのでしょう。
意識を調べるには、以下の2通りの方法がある。

  • 自分の意識について内省する
  • 他人の行動・発言を現象として検討する

内省は、自分の思考方法を検討することしか出来なくて、他者との比較・検討が出来ない(思考実験は出来るけど証明・反証ができない)。これは科学的とはいえない。
→心理学もそういったこと(似非科学)が言われているわけで。
他者の行動・発言を現象として見た場合は、状況と結果が必ずしも一致するとはいえない。意識活動は、パラメータが多すぎる。オッカムの剃刀を適用したからといって正しいとはいえないし。

結局、意識のありかを考えるのは、無意味じゃないかと思っている。人間の感覚・思考・行動を表層的に見て、意識といっているので、その中身が何かというのはいっていない。
ここで面倒なのは、人間が”意識がある”と内省できる点にある。でも、それも感じている・考えている・行動としてあらわしているという表層的な面を見ているわけで、内面ではない。
簡単に言うと、インターフェイスから動作を見ているだけでは、内部構造はうかがい知れないよね、内部に検証機能があって自己判断したとしても、それもインターフェイスを見ているだけだし、ということです。

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