読了:チーズはどこへ消えた?
チーズはどこへ消えた?を読了。
この本は、いかにも米国的な「変化を受け入れればいいことがあるかもよ」という内容の寓話である。初めと終わりにおっさんおばさん達のこの話に対する会話があったり、説教くさい文言が中に書かれているので、童話というには生臭い。
ついでに言うと保守的な日本人には受け入れがたいかも知れない。
まあ、悪い方向の変化があった場合の対処方法を前もって考えとけとも受け取れる。つまり、リスク管理である。
リスク管理って、あんまり行われないよね。なんせ、計画外のハプニング=考慮し難い出来事に対して回避・対処方法を考えるのは難しいもの。なあなあで進める=ぷちデスマーチになるってことが多いから、十分な検討による問題の回避や、問題発生時の対処=リスク管理は必要だよなぁ。
ま、この本にはその対処方法なんかは書いていなくて、変化に対する心構えをポジティブにしておけば、みんなハッピーといった、精神論でしか書いてなくて、良くある心理本と同じようなレベルだな。
チーズはどこへ消えた? 著者:スペンサー ジョンソン |
このような本ならば、オイラは「アルケミスト」をお勧めする。こちらの方が話として面白い。
まあ、こちらも要約すれば「変化を恐れるな」「初志貫徹」「幸せはすぐそばにある」ということか。
アルケミスト―夢を旅した少年 著者:パウロ コエーリョ |
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