読了:エレニア記1 眠れる女王
エレニア記1 眠れる女王を読了。
様々な神群と付き従う人種が混在し、神群同士は、反目しあう世界。
主人公は女王エレナの守護者である教会騎士スパーホーク。教会騎士といっても、ただの高潔な堅物なんかではなく、国と女王を守るためなら道徳的に悪いことも行う、いうなればチョイワルな感じ。
年齢は特に書かれていないけど(別の国で10年の潜伏調査をしているとのことで)、ある程度の年齢と思われチョイワルオヤジ風な印象を受ける。
潜伏調査から戻ったスパーホークは、守護する女王が病に倒れ、その代わりに前王の王妃の子供(ただし私生児)リチアスが王位を狙い、総大司教の座を狙う腹黒大司教アニアスの一派が国を牛耳ろうとしていることを知り、その企てを阻止しようとする。
眠れる女王―エレニア記〈1〉 著者:デイヴィッド エディングス |
この話は、同じ作者のベルガリアード物語、マロリオン物語と(会話の妙とか)同じような作風でありながら、主人公が歳を重ね狡知に長けた男であることで、ベルガリオンのような運命に翻弄される感じではなく、自ら進んで行くところが、また新鮮である。
面白い!
« 昨日届いたもの | トップページ | 昨日届いたもの »
コメント