IT系のお仕事の値段
IT系のお仕事の値段、つまりSEやプログラマなどの給料って、どう見積もるべきなのだろう?
以前にこのブログで書いた、成果主義に対する評価=給料についてなのだが、何に対して成果というべきかということである。
給与=>お金というものは、その価値と同一のものと交換されるものである。大学で経営学を取った(電子工学科なので、その内容は触り位)のだが、そこでは労働者は労働を企業に提供して、その代価としての給与を払う。労働とは、時間とイコールである、と教わった。
まあ、単純作業ならば、単位時間で出来る成果物は一定量になり、時間を掛ければ成果物の量は比例するはずである。では、IT系の作業はどうなのか。
よく言われることだが、プログラマは、「精神的ドカチン(ドカチンとは土方のこと)」であるとか、「一に体力、二に体力」とか。
いうなれば、ある程度の技術があれば、時間を掛けるだけである程度のものは作れる。
また、経験による技術の蓄積により効率化(=熟練工か?)が見られる。結局、経験則が活きる。まあ、現在の流れは、誰がやっても効率的に作業をできる方法を模索しているところだし(成功しているかどうかは、分からないけど)。情報工学はまだ未熟だし、情報経営工学なんてほとんど聞かない。
正直、悲しいかな、IT系の仕事は工業製品のように製造方法が確立していないし、品質が保てる手法もない。手探りで色々な手法を試しているところである。いうなれば家内制手工業である。となると、第二次産業といえるかもしれない。
上流工程も(少しずつ変化があるが)今のところ似たようなものだろうし。→成果物を何とするかは、ISOで決まっていたっけ?
といわけで、今のところ評価方法が確定されていないので、プログラマには、時間に対する対価を払っても良いと思うのだが?コーディングステップ数とか仕様書のページ数・文字数とかだと、なんか違うしなぁ。かといって、漠然に契約した仕様書をあげたとか、何とか動くアプリケーションを作成したとかでもないし。品質を保証した仕様書・AP・テスト計画書などを作成したとかなら分かるけど、これでは製品ができるまで評価が出ないぞ。
となると、工程ごとマイルストーンごとに規定の成果物または成果をあげているか否かで評価するのか?これは、成果物をどのように見るかにつながるから、結局、仕様書の枚数とかコーディングステップ数になるしなぁ。それに、統計(≒経験則)だから、統計を取っていないと意味を成さない。
余談:上流工程が値段が高いのは、やはりネームバリュー代とかもあるのかな?NTT Data作成とか。
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コメント
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So interesting site, thanks!
投稿: Karl | 2007年1月15日 (月) 10時59分