今日は映画サービスデー
本日は、朝に健康診断があり、その後、2本映画を見に行きました。
(1)太陽 The Sun
横浜相鉄ムービルで10:15から。疎らだけどガラガラではないくらい席は埋まっていた。自由席だからよいよね、相鉄ムービルは。
大東亜戦争終了前後の昭和天皇の生活をイッセー尾形が淡々と演じる。演じすぎてイッセー尾形の一人芝居を見ているみたい。(殆ど笑いの部分は無いのだけれど)
すっぱりと状況説明を端折っているので、場面転換すると、分かり辛くなる。まあ、昭和天皇の生活と侍従達の扱いを見せることによって、昭和天皇の人間としての苦悩を描こうとしているので、説明とかはいるとウザイだけなのかもしれない。
気になったのが、イッセー尾形の演じ方が、奇人ぽかったんだけど。簡単にまとめると世間知らずの研究馬鹿といったところか。もう一つ、GHQの振る舞いがあまりにも傍若無人で、無礼すぎる。ステレオタイプなアメリカ人(礼儀知らずでどこでもオイラ達No.1の絶対正義)だなぁ。
内容的には淡々としすぎて、2時間見ていたはずなのに、終わったときには「あれ、もう終わり?」といった感じ。まあ、千円なら良いかな位の評価。
(2)ハチミツとクローバ
横浜駅からチョイランドマークよりのところにある109シネマズで見た。13:50から。相鉄ムービルから歩いて20分くらい?
109シネマズは、いまどきの映画館。明るく最新設備(DLPデジタルシネマ)で指定席制。入り口は幾つかの劇場がまとまっている。合理化ですか。
でも、椅子が固めですよ。ついでに、本編前の予告とかスンゴイ長い。五月蝿すぎるし。
さて、ハチクロ映画版は、漫画の登場人物の設定と幾つかの場面(キーワードといっても良い)を使って、別の物語としている。
全体的に美術大生は、変人揃いで金が無くて絵の具まみれのバッチイ奴らだ、と言うのが印象だ。
キャラクタの違和感が色々と有る。竹本はチャラチャラ感あり、森田はただの躾のなっていない野生児で漫画ではあった隠れた思いやりのかけらもなし。真山はヘタレ感が何倍にもなって計算高いところが全然見られない。役者の理解が浅いのか、監督のシナリオが悪いのか。
はぐと山田が漫画のままという感じ(はぐは衣服に気をかけなさ過ぎな感じはあるが)。漫画の方は、服とか小物に作者特有のセンスの良さが溢れていたのだが、映画はそれが無い。
結局、青春ってこういうものだね。みんな丸く収まってめでたしめでたしと言う話にされてしまっている。
ハチクロとして見に行くと凶。青春物語として見に行くと末吉。(はぐのはぐ感を見たい場合は吉)
こちらは、2時間10分なのになかなか終わらねーなといった感じ。
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