今日のNHKニュースで水で動く自動車を紹介していた。
水を分解した水素で動かすとおもっていたら、さにあらず。
燃料として水素を使用するけど、水素を燃焼させた直後に水をピストン内部に吹き込んで、燃焼熱で水が急激に水蒸気となり、その膨張力で車を動かすとのこと。最高時速180km、航続距離も(忘れたけど)そこそこ行っていた。
しかも、市販の自動車を改造して作ったとのことで、コストもそんなに掛からないんじゃないかな?水素はともかく水の値段はそんなに掛からないし、運用コストも低く抑えられそう。
凄過ぎ!!
問題は、燃料の水素をどうやって手に入れるかということ、事故った時に水素タンクはどうなるか、水にかかわる問題(錆、水垢、凍結)をどう解決するか、あたりか?
あと、ガソリン業界が黙っていないだろうなぁ。利権にかかわるし。
くだらねぇ建前とか、未来を考えない腐った利己心なんか、それこそガソリンかけて燃やしちまえ。
燃料問題と二酸化炭素排出量を抑えられるんだから、早く販売できるようになるといいな。
ここから穿った見方。
政府が近年、急激に省エネを推進しているのは、すでに地球上のエネルギー(特に石油)が危機的に少なくなったためではないだろうか?
燃料を消費つくす残り時間は、今後、根本的対策を行える技術的ブレイクスルーを得るための時間と比べてあまりにも短い。この地球上の燃料では、回復不可能なのだ。
米国は、近い将来の石油枯渇に備えて、イラク侵攻を行った。
このことは、パニックになるため、一般に知らせていない。
思い出してみな。前の石油ショック(西暦1972年)のとき、地球上の石油の残りは40~60年くらいといわれていなかったか?
そろそろリミットが来るころでしょ。(→その後、海底油田とか見つかって、深い所の石油を掘り出せる技術も開発されたから首の皮がつながったんだけど、近年、どっかのでかい国がバカバカ石油を使うようになったから・・・)
さて、ココでクイズです。国レベルで資源の確保が困難になると、何が起こるか?(ヒント:西暦1939年あたりから世界的に何が起こったか)
2008/6/14追記:ウォータエネルギーシステムで動く自動車についてのエントリを書きました。こちらとこちらから
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