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2008年5月11日 (日)

読了:ダブルブリッド Ⅹ

「それでは優樹様、おやすみなさいませ、よい夢を」

■お勧め度:★★★☆☆
■対象者:長年、ダブルブリッドを追い続けた人へ

片倉優樹と山崎太一郎は、戦っていた。
太一郎のことを忘れ去られた優樹は、仲間の八牧を殺した相手として。”童子切り”に憑かれ衝動だけで動く太一郎は、意識があるのかもわからずただ攻撃してくる。
怪(あやかし)と人との混血(ダブルブリッド)である優樹であっても、怪を倒すために存在する”童子切り”、それに憑かれた太一郎に一方的に殴られるだけであった。しかし殺すのではなくただ殴る。それの意味することはなにか。

ここに片倉優樹の話は終わる。

Book ダブルブリッド (10) (電撃文庫 (1588))

著者:中村 恵里加
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荒々しく繰り返し多い文章で、いろいろな伏線が回収されていないのだが、そんなものはこの哀しくも力強い物語の前では瑣末ごとでしかない。
作者はこの終わり方を”ハッピーエンド”と称したが、優樹がするべきことをやり遂げ、それはやはり幸せなのかもしれない。読み終えたときには、涙で潤んでしまった。

・・・あまり深く語るべき言葉をもたないな。
ぜひ、はじめから通して読んでいただきたいと思う。

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