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2008年5月14日 (水)

読了:ガンパレード・マーチ 九州奪還 1

「勝てば隊はまとまり、生き残る。そういうことですな」

■お勧め度:★★★★★
■対象者:ガンパレード・マーチにぞっこんな方。現代戦術・戦略に目がない方。政府の無能によって軍が浪費されるというシチュエーションに燃える方(これは2巻で発生)

幻獣軍が山口に大挙して攻め入り、下関、宇部で大敗。岩国市を対幻獣戦用に特化した要塞を作り、そこで進撃を食い止めなんとか幻獣を殲滅するまでできた。しかし人類側の被害も甚大であり破局まであともう一歩というところであった。(前巻の山口防衛戦での話)
しかし、政府、軍上層部、マスコミは勝利したという点だけを見て、幻獣軍に占領された九州に攻勢に出るべきであるという流れになってしまった。
海軍出の善行は大佐となり司令部の一角となり、5121部隊の面々は海軍初の戦車隊との混成部隊の一角をなすこととなった。善行の思惑では芝村舞(中佐)をエースパイロットで終わらさず、軍の政治圧力にも屈しない指揮官として成長させるつもりで、部隊の副官に任命する。
5121部隊を含む先行偵察部隊が下関から九州へ上陸した。しかし、そこには予想された幻獣は全く見られなかった。
こうして軍(師団4、旅団1)は、続々と九州に上陸し内陸へと進行する。一部戦闘があったものの大攻勢は無く、福岡まで1日で踏破できてしまうくらい拍子抜けであった。
しかし、5121部隊が所属する戦車部隊の部隊長の失策で、戦車は十分な運用ができず被害を受けてしまう。しかも、(実戦経験がなく学兵である5121部隊を面白く思わない)海軍の戦車隊の部隊長は政治力学でこれを芝村達の責任にしようとする。

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著者:榊 涼介
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今回も、5121部隊の面々の細やかな表情や、ユニークな軍人・生え抜きなかっこいい軍人、その反対に政治力学だけの脳なし軍人など、色とりどりに描いてあって面白い。
そして芝村を頭とした歩兵・戦車・人型戦車の混成部隊を操り、経験を得て部隊全体を成長させるその苦労とかも見せてくれる。
これぞ、戦争の恐怖と面白さっていう感じ。イイね!

そうそう、先に2の方を買ってきてしまって、この1の方は弟に買ってきてもらいましたよ。オイラって情報収集力がないなぁ。

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